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稲見萌寧は米国での初予選通過に“ホッ” トップ選手2人とのラウンドでは学びも「日本と全然違う」

米ツアールーキーの稲見萌寧にとって2戦目。しっかりと決勝に駒を進めた。

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2024年1月27日 10時30分

<LPGAドライブオン選手権 2日目◇26日◇ブレーデントンCC(フロリダ州)◇6557ヤード・パー71>

稲見萌寧は、予選カットラインのボーダー付近で粘りながら、週末行きの権利を手にした。「初めて予選カットがある試合で、これが開幕と言ってもいいくらい。“開幕できて”すごくよかったです」と最低限のノルマをクリアし一安心だ。

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スタート時のスコアはイーブンパー。カットラインを「1オーバー」に設定しスタートしたが、最初に訪れたのは前半11番のボギーだった。さらに、ここからはパーを並べる展開に。「とりあえず、うまくいってくれないかな~って思っていた。どこかで頑張って(チャンスを)待つしかない」。苦しい時間を過ごした。

風向きが変わったのは1番パー4。ここで9メートルほどのバーディパットが決まった。「それまでも惜しいパットはあったけど、あそこで来てよかった」。さらに終盤8番でもバーディを積み上げ、トータル1アンダーに。結果的にカットラインはイーブンパーになるなか、40位タイの“圏内”で予選ラウンドを終えることができた。「(予選落ちは)職を失うようなもの。最後まで完走したいというのはある。ホッとしました」。ここからは上を目指し、ノビノビとしたプレーを心がける。

この2日間は、通算12勝(メジャー2勝)の元世界ランク1位アリヤ・ジュタヌガーン(タイ)と、同2勝のカルロタ・シガンダ(スペイン)とプレー。長年、米ツアーで活躍する2人と回った感想については「トッププレーヤーと回って、日本とのマネジメントの違いなど勉強になりました」と話す。

もともと、渡米前から「トップ選手とプレーすることで、どこが自分に足りなくて、どこが通用するかを知りたい」と話していた稲見にとって、恰好の相手ともいえる。そして「コンタクトの仕方も日本とは全然違う。コースがまったく違うから、その対応も変わるかな」と、その一打一打が刺激になった。「アリヤさんはTOTO(ジャパンクラシック)で日本にも来てくれたし、親しみを感じました」。決勝進出への緊張感はありながらも、楽しみながら学ぶ、そんな一日になったようだ。(文・間宮輝憲)

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