ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

「前半はどうなるかと…」 古江彩佳がスイング修正につなげた“ひとつのミス”

ミスショットからスイングを修正。古江彩佳は上位で決勝進出を果たした。

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2024年1月27日 08時43分

<LPGAドライブオン選手権 2日目◇26日◇ブレーデントンCC(フロリダ州)◇6557ヤード・パー71>

前半14番、15番と連続で3パットのボギーを喫すると「若干、気持ちが下がり気味になったりもした」。それでもすぐに連続バーディで“帳消し”にしてしまうのが古江彩佳のゴルフだ。

古江の完璧ショット 砂利のカート道からクリーンヒット【写真】

反撃の狼煙をあげた16番パー4は、ピンチから始まった。ドライバーで放ったティショットが大きく左に出て、着弾地点は砂利のカート道に。「バンカーに似ているなと思いながら打ったんですけど、やっぱり石は気になる。フェースが傷つくことの方が気になりました」。セカンドショットは、より神経を使うことになる。ただ見事なクリーンヒットで“無傷”のグリーンオンを果たすと、続く6メートルのバーディパットをねじ込んだ。

「前半はどうなるかと思った」。ラウンド中の、そんな心境も明かす。ただ、この16番でのミスショットが、修正のための大きなヒントになった。「あ、ここが悪いんだな、となんとなく感じることができて、直すことができました」。涼しげな表情のまま、サラリとそのポイントを言語化する。

「トップに上げる時にアップライトになってしまい、(クラブが)カット軌道になってしまっていた。でも私はドローを打とうとするから、左にしか出ないという傾向になっていたのかなって。なので、少しインサイドにフラット気味に上げるよう意識し直しました」

続く17番パー5のティショットも左に出たが、3打目を2.5メートルにつけバーディを奪った。この“ダブルバウンスバック”により、一気に流れを引き寄せる。後半1番でもスコアを伸ばすと、ベタピンショットの3番、2メートルを決めた4番では連続バーディ。6番でも1つ追加し、終わってみれば前日の「68」を上回る「67」を記録した。後半にはショットの不安はかなり薄れていた。

ひとつのミスを、修正に結びつける材料にするのはさすがの一言につきる。ラウンド中に問題を解決する、ということについては、「できたりできなかったりですけど、なんとなく、というのは気づけることが多くなってきた」ともいう。これが“精密機械”ともいえる安定感のひとつの要因にも感じられる。

見事なカムバックでスコアもトータル7アンダーまで伸ばし、首位のネリー・コルダ(米国)と3打差の3位タイで決勝ラウンドに入ることができた。先週は優勝争いのすえ4位。そこで通算20勝目を手にしたリディア・コ(ニュージーランド)も、しっかり同じ順位に並んでいる。「強い人が多いけど、しっかり自分は自分のゴルフに集中して頑張るだけ」と週末を見据える。(文・間宮輝憲)

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

LPGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト