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竹田麗央はムービングデーに後退 それでも山下美夢有と3打差変わらず「最後まで何が起こるか分からない」

「74」と苦しんだ竹田麗央だが…。首位との3打差は変わらず。V圏内にとどまった。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2025年8月3日 08時30分

<AIG女子オープン 3日目◇2日◇ロイヤル・ポースコールGC(ウェールズ)◇6748ヤード・パー72>

優勝争いの位置に踏ん張った。単独首位の山下美夢有に3打差の2位でスタートした竹田麗央は、ムービングデーを3バーディ・5ボギーの「74」。トータル6アンダーに後退したが、山下との差は3打と変わらず。4位で全英最終日に向かう。

【写真】比べて分かった! 竹田麗央と山下たちの打痕はこんなに違う

最終組で山下と2サムのラウンド。「スタートホールから風が吹いていて、最後までけっこう強かった」という難しいコンディション。バーディをたくさん奪って伸ばすよりは、パーを積み重ねて耐える一日になることを覚悟していた。前半はティショットの乱れもあり、1バーディ・2ボギーだった。

それでも後半には、「すごいミスショットというワケではなく、ちょっとのズレだった。気にせず振っていました」と落ち着きを取り戻していた。その代わりに、ショートパットがカップをかすめ始める。11番では1メートルのパーパットがカップに蹴られ、14番、16番も入らなかった。「なんとかアンダーかイーブンで回りたいと思っていた。もったいなかった」とオーバーパーに終わった。

グリーン上ではボールがカップに届かない場面もあった。「重いなと思っていたので、もうちょっと強めに打てればよかった。ツルッという感じではなく、跳ねながらいく(転がる)。強い転がりで打てるようにしたい」と話し、これは最終日への修正ポイントでもある。

ラスト18ホールで追いかけるのは、日本ツアー女王経験者の先輩。予選ラウンドからの3日間を同組で回った。日本ツアーで何度も優勝争いをしている2人が、ウェールズでも争っている。日本と海外メジャーの優勝争いの空気感について、「去年のことはあまり覚えていないのでアレですけど…」と笑ったが、「お互いが自分のベストを尽くす、という感じで回れていた」と感じている。

山下の印象について、「ショットもパットもすごくお上手。全部、リズムが変わらない。ショートゲームとか特に上手」と語る。その単独首位の山下もムービングデーは「74」と落とすことになり、差は広がらずに3打のまま。優勝争いの中心人物になった。

「このコースは本当に、最後まで何が起こるか分からない。しっかり集中して結果どうだった、っていう感じにできるように。きょうのミスをなんでそうなったかを分析して、あしたは自信を持ってできるようにしたい」。最終組の3つ前から、じわりじわりと詰め寄っていく。(文・笠井あかり)

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