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“74歳38日” 最年長出場記録を更新した高橋勝成の悩み「チャレンジしたいなって思っていますが…」

高橋勝成が74歳で大会最年長出場を果たした。

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2024年9月12日 19時25分

74歳が元気! 高橋勝成が大会最年長出場を果たした
74歳が元気! 高橋勝成が大会最年長出場を果たした (撮影:上山敬太)

<日本シニアオープン 初日◇11日◇千葉カントリークラブ・川間コース(千葉県)◇6811ヤード・パー71>

74歳38日、今大会の最年長出場記録を更新した高橋勝成。これまでの記録だった青木功の74歳15日(2016年)を塗り替えた。

虎さんは相変わらずのふらふらフィニッシュ【写真】

ホールアウト後に報道陣からそのことを聞くと、「そうなの?」と笑いが起きた。「いくつになってもチャレンジしたいなって思っていますが、でも、もう来年が最後だと思うんですけどね。自分の体がボロボロに近い感じなので。頭で整理してやろうとしても、体が言うこと聞かないよ」と引退を考える気持ちを明かした。

プレー中は体力面もそうだが、年齢を感じることが増えている。「思考能力というか、集中力、判断力はやっているようで鈍いんでしょうね」とグリーン上での距離感やラインの読みなど、以前よりも感覚が劣っていることがあるという。

さらに、この日の気温は34度と汗が止まらないほどの猛暑。「言い訳になっちゃうからあれなんだけど、こういう暑さのなか戦えるというのは、それ相当のトレーニングをしていないとなかなか。技術的なものじゃなくて、やっぱり体力ってすごい大切ですよね」。歩いている姿を見ると、ヒザをかばっているような姿も見受けられ、最終ホールに近づくにつれて歩くペースも落ちていた。「悔しいけどね」とゴルフを続けたい気持ちに体がついていかないことに歯がゆさを表す。

「もうこれ以上(体を)壊すわけにはいかないじゃない。だからこそ大切にね」と残りの1試合1試合を大事に戦っていく。今大会の初日は1バーディ・8ボギーの「78」と7オーバー・102位タイ。「予選通れたら良かったけど、まずは明日も頑張ろうと思うよ」と2日目も諦めずに戦う。今年は4回エージシュートを記録している。あすは5回目のエージシュートを飾りたい。(文・高木彩音)

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