<資生堂・JAL レディス 最終日◇5日◇戸塚カントリー倶楽部 東コース(神奈川県)◇6487ヤード・パー72>
ツアーに出場する選手のなかでは最小兵・身長146センチの大須賀望は、首位タイから出た最終日に3バーディ・2ボギーの「71」でラウンド。トータル11アンダーで、7人プレーオフに加われず8位タイに終わった。ツアー3勝の馬場ゆかり(身長149センチ)を超える“最小優勝者”の記録を作ることはできなかった。
下部のステップ・アップ・ツアーで3勝の経験はあるが、レギュラーツアーでは25年の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」の29位タイが最高。優勝争いは初めてだった。前日は「どうなるのかわからない」と話していたが、小さな体を目一杯躍動させた。
「最初はティショットとか緊張したんですけど、緊張よりもワクワクの方が大きくて。楽しくプレーできました」。前半2つ伸ばして1打差2位で折り返す。11番でボギーを叩いたが、14番で取り返して首位を並走。難度の高い16番でティショットのミスからボギーを喫して後退し、プレーオフに1打及ばなかった。
ステップの優勝争いとは全く違ったものだった。「やっぱりギャラリーさんの量が全然違いますし、雰囲気も全然違います。本当に初めての経験だった。優勝できなかったのは悔しいですが、スコアを落とさなかったのは良かったですし、ほぼ80点ぐらいのゴルフはできたかな」。最終日のギャラリーは4275人。大勢の前で気持ちよくプレーをした。
自身初のトップ10入りとなったが、「うれしいのはうれしいですけど、負けた方の悔しさの方が…」と話す。「今回、良い言い方をすれば(レギュラーでも)通用するんだなと確認できました」。2024年に不調に陥ったが、球筋をドローに変えたり、自分に合ったクラブに替えるなど、取り組んできたことが間違っていないことを証明できた。
次週から主戦場のステップ・アップ・ツアーに戻る。「しっかり賞金ランキング1位を目指して、来年はレギュラーツアーに戻ってこられるようにがんばります」。
明治安田ステップ・ランキング(下部賞金ランキング)で上位2人に入れば、来年のレギュラーツアー前半戦出場権が付与される。大須賀は現在2位につけおり、1位になって来年戻ってくるつもりだ。今回は大きなタイトルを逃したが、来年に向けて大きな手応えをつかんだ。(文・小高拓)
