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“メジャー3冠”へ原英莉花が上々発進 沖縄の雰囲気も堪能「ハワイっぽい」

いざ3冠へ。原英莉花が3アンダーの好発進を切った。

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2024年9月6日 07時00分

<ソニー 日本女子プロゴルフ選手権 初日◇5日◇かねひで喜瀬カントリークラブ(沖縄県)◇6670ヤード・パー72>

2度勝った「日本女子オープン」(2020、23年)、そして「JLPGAツアー選手権リコーカップ」(20年)に続くメジャー3冠目がかかる原英莉花は、首位と5打差の3アンダー・13位タイで2日目に入る。

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前半はパープレーとガマンの展開だったが、「昼よりはまし(笑)」と少しだけ暑さがやわらいだ後半にバーディ4つをかためた。「あまり調子がいいわけではなかったけど、後半にポンポンと決まってくれた」という部分は評価。ただティショットのミスからボギーを叩いた17番、そしてパー5でバーディが奪えなかった最後の18番については「悔しいですね」という声ももれる。

フェアウェイキープ率は71.4%(10/14)、パーオン率は72.2%(13/18)と決して悪くはないが、満足とまではいかない様子。数種類の芝が混ざるラフに入った時の対応についても、「短い距離のところもあったけど、上に出るのか、前に飛んでいくのかのジャッジが難しかった」と手を焼いた。それでも「大きなミスにつながらなかったのはよかった」と、スコアをまとめた。

直近5試合で4度のトップ10入りと、春先に比べ状態は上向き。通算5勝のうち3勝がメジャーというハンターが、しっかりと照準を合わせてきた印象だ。「セッティングと、初めての場所ということもあって、コースに対して集中できている。昔のイメージがない分、まっさらな気持ちでゴルフができています」という言葉も、期待感につながっていく。

青空と高台から東シナ海を望みながらのプレーは、「一回しか行ったことはないけどハワイっぽい。海も見えてキレイだなと思いました」と、昨年4月にスポット参戦した米国ツアー「ロッテ選手権」を彷彿させる。蒸し暑さには苦労させられているが、もともと米国の雰囲気が「好き」と話しているだけに、その風は肌に合いそうだ。

次への課題として「ドローとフェードがうまくコントロールできず、いいチャンスを作れなかった」と話すアイアンショットを挙げる。「状況に応じてマネジメントしていくことに集中して、一打一打やっていきたい」。午前組でスタートしていった首位の竹田麗央が8アンダーを出すなど、大会は伸ばしあいの様相を呈している。「朝見てビックリしました。私も頑張ります」。一打一打、上との差を詰めていく。(文・間宮輝憲)

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