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「ほんっとにいろいろあった」2023年 原英莉花は汗を流す気合いのオフへ

シーズン最終戦を15位で終えた原英莉花。激動の2023年を振り返った。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2023年11月27日 07時00分

原英莉花が激動の2023年を振り返った
原英莉花が激動の2023年を振り返った (撮影:福田文平)

<JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 最終日◇26日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6497ヤード・パー72>

「ほんっとにいろいろあった」。原英莉花は激動の2023年をそう振り返った。5月には持病の腰痛が悪化し、急きょ椎間板ヘルニアの手術を受けた。リハビリを経て8月に復帰すると、9月の「日本女子オープン」で復活V。かねて目標にしていた米ツアーについては予選会に出場したが、まさかの形で失格に。“いろいろ”には様々な思いが詰まっているが、今年も最終戦で1年間を締めくくることができた。

最終日も多くのギャラリーを引き連れた【写真】

ショットが左右に散らばったこの1週間は、思うようにスコアをまとめることができず“エリカ節”で自虐的に笑い飛ばした日もあった。最終日は「練習でひらめきもあって」と安定さを取り戻し、5バーディ・3ボギーの「70」でプレー。コーライ芝のグリーンに手を焼いて「なかなかスコアが伸びなかった」というが、トータル1アンダーの15位で締めくくった。

「自分がそれぞれ決断したなかで結果が出せましたし、反省するところもたくさんあって、すごくいい1年だったと思う」

今後のゴルフ人生を変えてしまうような、大きな決断をした24歳の一年間。無念な結果に終わった米ツアー挑戦については、「視野に入れて頑張ります」と来年の再挑戦を目指している。今季は2次からのエントリーだったが、来季は世界ランキングを上げて75位以内に入りファイナルから出場…という青写真を描いている。

さらなるレベルアップを求めるこのオフは「飛距離が落ちたのが問題点。いままでというよりは、これからもっと良くなっていくように、しっかり体作りから始めたい」。これまでは腰を気にして「ケア中心だったし、こわごわとやっていた部分もある」というが、そこから走り込みやジャンプ系のトレーニングを中心に励むことを宣言。これまで以上に汗を流す冬になりそうだ。

パーオン率は75.3175%で全体3位につけ、数値も順位も自己最高記録を更新した。「ショットでゴルフをするタイプで、自分の生命線。ショット力を大事にしつつ、アプローチのバリエーションを増やしていけたら、平均スコアも上がると思う」と期待感も口にした。来年の“ニュー・エリカ”が待ち遠しい。(文・笠井あかり)

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