2月29日から開催される「ダイキンオーキッドレディス」で新シーズンが開幕する国内女子ツアー。そこで今年の注目選手の意気込みやオフの様子を、本人のコメントとともにお届け。今回は昨季ツアーを引っ張った最強ツインズの岩井明愛と千怜。
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姉の明愛は3勝、妹の千怜は2勝。ツアーを最前線で引っ張った最強のツインズ。双子での優勝争い、最終日最終組、プレーオフ、海外メジャー出場…と名勝負を生み出し、昨季は記録にも記憶にも残る1年になった。
ともに特に印象に残っている試合として振り返るのが、双子プレーオフが実現した「RKB×三井松島レディス」。2ホール目にいまや代名詞でもある“直ドラ”で競演。ファンを大いに沸かせた。制した千怜は「それを境に、アグレッシブなプレーができていた」と話す。
一方で、課題として挙げるのが「休みのときのリフレッシュ時間をうまく作れなかった」（明愛）、「天候などにより競技が短縮、中止、順延したときに気持ちの整理がうまくつかなかった」（千怜）というところ。コース内外でのメンタル面の強化が、本格参戦3年目を戦い抜くポイントのひとつになりそうだ。
オフには体幹と体力強化を目的としたトレーニングや100ヤード以内のアプローチに重点を置いて練習に励んできた。2月5日からはタイで合宿を張り遠征へ。そして翌週には欧州女子ツアー「アラムコ・サウジレディスインターナショナルpresented by PIF」に出場。今季初戦は予選落ちに終わったが、ここから一足早くシーズンをスタートさせた。
今週は所属するホンダが冠を務める米国女子ツアー「ホンダLPGAタイランド」に推薦出場。海外での2試合を経て、沖縄の開幕戦へと乗りこむ。
パリ五輪の出場権獲得も視野に入れながら、今季目指すのは「国内女子ツアーで5勝、海外ツアーでトップ5フィニッシュ」をふたりの口がそろう。昨年の開幕戦は明愛が6位タイ、千怜が予選落ちに終わった。「応援してくださる皆様がもっと笑顔になれるプレーをしたい」（明愛）、「今年は優勝争いをしたい」（千怜）と意気込むツインズ。自ら記録を塗り替え、より記憶に残るシーズンにしたい。
