ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

「アドレナリンが出ています!」 “ニュー原英莉花”が挑む3カ月ぶり復帰戦

原英莉花が腰痛からツアー復帰。3カ月ぶりの実戦へ意気込みを見せた。

所属 ライター
田中宏治 / Koji Tanaka

配信日時:2023年8月3日 16時46分

原英莉花がヘルニアの手術を経てツアー復帰。プロアマ戦で元気な姿を見せた。
原英莉花がヘルニアの手術を経てツアー復帰。プロアマ戦で元気な姿を見せた。 (撮影:米山聡明)

<北海道meijiカップ 事前情報◇3日◇札幌国際カントリークラブ 島松コース(北海道)◇6593ヤード・パー72>

5月に椎間板ヘルニアの摘出手術を受けた原英莉花が3カ月ぶりの復帰戦に臨む。手術前は右脚がしびれて、片足では立てないほどだったが、現在は「いつ以来か分からないぐらいの痛みがない状態」。生まれ変わった、新たな原英莉花として、初戦から上位進出を狙う。

あいさつ代わりの変顔も披露【写真】

「すごく緊張しています。久しぶりの勝負の舞台なので、アドレナリンが出ている」。原は試合に戻ってきた喜びをこう表現した。手術を受けたのは5月17日。医師から1カ月はクラブを握ることを禁止されていたため、練習再開は6月17日ごろだった。

「ガツガツ打っちゃいけないということだったので、コースを回ったりして、7月に入ってからジャンボさん(尾崎将司)のところで打ち込みを始めました」。術前、術後のコンディションの違いを尋ねると「忘れっぽいんで、痛かったころのことはもう覚えてません」とはにかんだ。

1年前から痛みはあったが、ブロック注射で和らいでいたため「これがあればまだいけると思っていました」。しかし、今年5月にはブロック注射の効果もなくなり、レントゲンでヘルニアが大きくなっていることも確認できた。3カ月ほどゴルフから離れて、自然治癒の可能性にかける選択肢もあったが「手術をしていただいた先生に『普通に歩くだけなら(手術の)2日後には可能』と言われて即決しました」。痛みがあるままでは思うような練習ができないことも、手術を決断した理由だった。

術後は走ることも禁止されていたため、筋力はダウン。「周りの人に『足が細くなったね』って言われていたんですけど、今は皆さん、そう思わないですよね? だから、もう戻っています」。現在も飛距離は多少落ちているものの、感触は悪くない。「今までの感覚は捨てました。今の中でベストだと思っています」。今後、改めて体づくりに取り組み、飛距離も取り戻していく。

今大会の目標を「上位で争えたら」とした一方で「冷静に自分の状態を確認しながら回れたらいいなと思っています」とも話す。仮に決勝ラウンドに進出すれば、この日のプロアマを含めて4日連続のラウンドとなる。すでに連日のラウンドはこなしてきたが、試合になれば、肉体的にも、精神的にも疲労感は違ってくる。その辺りはまだまだ手探りの部分だろう。

「シーズンオフ以外でこれだけ試合から離れるのは初めてなので、勝負勘みたいなところは分からないですね。そのなかでどういう勝負ができるのか、不安とワクワクの両方があります」。多くのファンも同じように、不安とワクワクを感じながら初日のプレーを見守ることになりそうだ。(文・田中宏治)

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

JLPGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト