<明治安田レディスゴルフトーナメント 最終日◇19日◇仙台クラシックゴルフ倶楽部(宮城県)◇ 6692ヤード・パー72>
夏の東北決戦で展開されたバーディ合戦を制した阿部未悠が2024年4月の「富士フィルム・スタジオアリス女子オープン」以来のツアー2勝目を飾った。2日目を終えてトータル3アンダーの阿部は決勝ラウンドで17バーディを奪う猛攻で、見事に勝利を手繰り寄せた。
「64」、「63」と自己ベストを更新した2日間。まずはグリーン上のパフォーマンスが光った。常に3本のパターを持ち歩く阿部。今大会では2日目から夏場の“重い”グリーン用に、テーラーメイドの『スパイダー ツアーV』をバッグイン。これが見事に的中し、大会の平均パット数『27』で全体1位を記録した。
今季の飛距離と正確性を合わせた指標でもあるトータルドライビングでは今季5位。ティショットでのアドバンテージも勝利につながったといえる。ドライバーヘッドは契約するブリヂストンの『BX2HT』を昨年6月から投入。「打感も好きですし、コントロールしやすいし、飛んでくれるし、何より顔がいい」とほれ込んでいる。そこに挿されたシャフトにもこだわりがあった。
昨年から『NX GOLD』を使用してきたが、メジャー前の「NTTドコモビジネスレディス」では『26ベンタスTRレッド』をテスト。藤倉コンポジットの近藤誠親氏によれば、「飛びはNX GOLDのほうがあるが、26ベンタスTRレッドは出球の管理がしやすく“平均点が高い”と高評価をいただき投入されました」と、お気に入りのヘッドに最適のシャフトが見つかり、その後の好調につながったという。
ウッド系を同シリーズに変更した直後のタイミングで、アイアンのシャフトも実はスイッチしている。近藤氏によれば、「ウッドの流れでサロンパスの週にNEW MCI70Sをテストしたところ、打ち出しが上がりスピン量も増えたことで採用されました」と、ショット全般の流れがここでさらに改善。その翌週に4位タイに入ると、そこから優勝、2位を含むトップ10が5回と快進撃が続く。
阿部自身も「振ってる感覚にこだわるというか、自分の振りやすいものをチョイスしたいのがあります。その球の飛んでいくフェードの感じとか、振ってる、しなってくる感じとか、分かるタイプだと思うので、今シーズンも途中でシャフトを替えていますし、いいものがあれば替えるという感じです」と、鋭い感覚と結果がぴったりとハマったすえの勝利だったといえそうだ。
【阿部未悠の優勝セッティング】
1W:ブリヂストン BX2HT(9.5度/26ベンタスTRレッド 50S)
3W:キャロウェイ クアンタムMAX(16.5度/26ベンタスTRレッド 50R)
5W:ブリヂストン BX2HT(18度/26ベンタスTRレッド 50R)
7W:ブリヂストン BX2HT(21度/26ベンタスTRレッド 60R)
5U:ブリヂストン BX2HT(25度/スピーダーNXハイブリッド 65S)
6I~PW:ブリヂストン 100CB(MCI 70S)
50,54度:ブリヂストン BITING SPIN2(ダイナミックゴールド85 S200)
60度:ボーケイ SM11プロト(ダイナミックゴールド95 S200)
PT:テーラーメイド スパイダー ツアーV
BALL:ブリヂストン ツアーB X
