<~全英への道~ミズノオープン 事前情報◇27日◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)◇7480ヤード・パー72>
ロイヤル・パークデイルGCで開催される「全英オープン」の出場権が上位3名に与えられる今大会だが、出場選手の中ですでに全英の切符を手にしている選手もいる。そのうちの一人が昨年の「日本オープン」を制している片岡尚之だ。ここまで思ったような成績を残せていない片岡だが、火曜日の練習場では“黒”と“赤”、開幕前日のプロアマでは“赤”のシャフトを使用している様子をキャッチ。本人に直撃してみた。
片岡が使っていたのはフジクラが6月に発売する新シャフト『26ベンタス』の『TR ブラック』と『TR レッド』だ。男子の中で使用率が高いのは、同社の『ベンタス ブラック』で、後継である『TR ブラック』を使用するのかと思ったが、片岡が2日間試していたのは『TR レッド』。意外な選択に思えるが一体なぜなのか?
「きのうは黒と赤を両方試して、球自体はどちらも大きく変わらなかったんですが、赤のほうが切り返しですごいタイミングがとりやすくて。今のところはめっちゃいいですね。あすの本戦でも使おうと思っています」と好感触で、即実戦投入するようだ。
『TR レッド』は先中調子で、手元部分はしっかりしており、中間から先がしなやかに動くように設計されているモデル。適度なスピン量で球を上げやすく、中・高弾道で攻めていける。片岡は「プロになってからは元調子、中調子のシャフト」を使うことが多かったが、「ちょっと先が走ってくれる感じが欲しかった」とオーダーしたところ、最新作がビタッとハマった。
また、片岡が即実戦投入に至る背景には、「このコースが苦手」ということもある。「予選落ちか、通っても下のほうで。去年は少し上にいけましたが」というように、21年53位、22年予選落ち、23年70位、24年64位、25年17位と相性が良いとは言えないコースだ。
その中で「今年はグリーンがきれいに仕上がっていて、パットのイメージが今までより出る」という好材料を生かし、全長7480ヤードのタフなコースを攻略するにはティショットでどこまでアドバンテージを作れるかがカギを握りそうだ。
今季はここまで、予選落ちと棄権を繰り返している片岡だが、新兵器投入で苦手コースの攻略、不調の打開を目指したい。(文・杉本夏希)
