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前日に“ぎっくり背中”発症 手負いの堀川未来夢がボギーフリー『67』「よくプレーできたな」

ぎっくり背中をおして出場した堀川未来夢が好スコアをマークした。

所属 ALBA Net編集部
神吉孝昌 / Takamasa Kanki

配信日時:2024年7月12日 08時00分

手負いの堀川未来夢が「67」の好スタートを切った
手負いの堀川未来夢が「67」の好スタートを切った (撮影:藤井孝太郎)

<長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ 初日◇11日◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)◇7178ヤード・パー72(予選)、7096ヤード・パー71(決勝)>

開幕前日の10日、堀川未来夢の背中に突然“激痛”が走った。練習場でアイアンショットの練習をしていた時に、いわゆる『ぎっくり背中』になってしまった。「棄権しようか迷ったぐらいの痛みだった」。一時は出場も危ぶまれるほどだった。

しゃがむと辛そうです【写真】

正式名称は『筋筋膜性疼痛(とうつう)症候群』。急激な体のひねりや重いものの持ち上げにより、背中の筋肉や靭帯に予期せぬ負荷がかかることで引き起こされ、背中の筋肉が急激に収縮することで突然の痛みに襲われるのが特徴だ。

痛み止めの服用や電気治療を施し、なんとか出場にこぎつけた。手負いのなかで迎えた初日だったが、フタを開けてみれば5バーディ・ボギーなしの「67」をマークし、5アンダー・11位タイ発進。14番からは3連続バーディを奪うなど、背中の影響を感じさせないラウンドだった。ただ「まぁ、よくプレーができたなという状態でしたね。そんな中、自分なりにはやれました」と表情は明るくない。

直近3戦は予選落ちが続いており、色々な悩みを抱えている。「ドライバーショットだったり、パッティングだったり。悩みがあふれている。それを毎日の練習で、ひとつひとつ消していくと新たな悩みが出てくるし、その繰り返しかな」と苦悩を打ち明けた。

いずれにせよ、まずは背中の状態を少しでも改善させることが先決。この好発進を無駄にする訳にもいかない「朝起きたときに、激痛でプレーができない状態にならないように。入念にケアをします」。2日目、堀川が無事完走することを願いたい。(文・神吉孝昌)

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