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池田勇太は15季連続の賞金シード獲得ならず… 来季の出場権を失った選手たちは?

生き残りをかけたレースが終了。百戦錬磨の池田勇太らがシード陥落となった。

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2023年11月27日 08時00分

ツアー通算21勝の池田勇太が初の賞金シード陥落。今後は?
ツアー通算21勝の池田勇太が初の賞金シード陥落。今後は? (撮影:岩本芳弘)

<カシオワールドオープン 最終日◇26日◇Kochi黒潮カントリー クラブ(高知県)◇7335ヤード・パー72>

国内男子ツアー「カシオワールドオープン」が終わり、来季のフル出場権を獲得できる賞金シード選手が決まった。賞金ランキング上位65名に付与されるが、義務試合数不足の選手を除いて賞金ランキング68位までの選手がシード権を手にした。

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そのなかで、14季連続シードを獲得してきた池田勇太が同69位で来季の賞金シードによる出場権を喪失することとなった。だが、生涯獲得賞金ランキングで25位に入っている池田(7位)はその資格を使用して来年のツアーに出場することができる。「春先に結構大変なこともある。今年はシードがあったので出場しましたが、無ければ無理して出る必要もない。それはこれから考えていけばいいと思っている」とケガの治療のこともあり、来季の試合出場については検討中だという。

もう一人、長年シードを保持していた選手がいる。それは、2014年の賞金王で07年からシード権を維持してきた小田孔明。今大会を予選落ちで終え、同102位の順位で15季連続守り続けたシード権を喪失することとなった。「生涯獲得(によるシード)を使おうと思うので、もう一回頑張ろうかな」と話しており、生涯獲得賞金ランキングで25位以内の選手が使える1年シードを使って来シーズンは出場する。(小田は15位)

ほか、17年からシード権を保持していた33歳の小鯛竜也(同75位)、19年にシード返り咲きを果たしここまで維持していた44歳の貞方章男は、今季同73位で終え賞金シードを手放すこととなった。

12年のQTで1位に入り、翌13年から日本ツアーを主戦場としていたイ・サンヒ(韓国)は19年までシードを守るも、20-21年は兵役に就くこととなり休養。復帰の22年でシード復活となったが、今季同79位で出場権を失った。同じく韓国で35歳のジャン・ドンキュは18年から4季連続維持していたシードを今季同91位で失った。

昨年、初シードを得た32歳の田村光正は今季同147位で終え連続シードを確保することはできず。20-21年に初シード選手となった大岩龍一も、今季同107位で終わり3季連続シード確保とはならなかった。

今季はベテラン勢のシード落ちが目立ち “世代交代”を感じさせるシーズンとなった。

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