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ドライバーは叩くから“短柔”? ショット絶好調の桂川有人はフィーリング命だった【勝者のギア】

ドライバーは叩くから“短柔”? ショット絶好調の桂川有人はフィーリング命だった【勝者のギア】

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2022年4月25日 12時17分

続いて気になったのはウッドのロフト構成、ドライバーは9.5度、3番ウッドは13.5度、5番ウッドは19度となっている。通常、3番ウッドは15度で5番ウッドは18度という選手が多いが、桂川は調整機能を使って3番のロフトを立てて、5番を寝かせているため、ロフトの間隔が広い。

「ロフトというよりは打った感触で決めています。5番は19度にしたほうが自分の打ちたい距離に飛んで、高さもスピン量もちょうど良かった。3番ウッドは普通15度なんですけど、それにしては構えたときに開いて見えたというか、寝ているように見えたので、もうフィーリングですね。見え方とか打った感じでちょっとボールが吹けてしまっていたので、自分でカチャカチャして1度立てたら良かった」。ロフトの“間隔”よりも自分の“感覚”を重視したようだ。

■中学2年生のときからずっとマッスルバック

そしてアイアンは松山英樹も使うマッスルバックのスリクソン『Z-FORGD』。「中学2年生からずっとマッスルバック。やっぱり格好いいし憧れて使い始めただけなんですけど、ずっとマッスルバックでやってきたので、自分には合っているのかなと思って換えずにいます」と桂川。そのアイアンのシャフトには120グラム台の『DG120 X100』が入っている。男子ツアープロとしてはちょっと軽めだ。

「1月のシンガポールからシャフトを軽くしました。それまで130グラム台のシャフトを使っていたんですが、力みが出たり疲れで振れないことがあった。10グラム軽くしたことで振りやすくなって、自分はコントロールできている」というのが理由だ。

実際、バーディ合戦となった今大会では、桂川のアイアンはほぼグリーンを外さなかった。最終日のパーオン率は100%。もう少しパットが入れば、72ホール最多アンダーパー記録を2打更新するトータル30アンダーが出ても不思議ではなかった。

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