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ドライバーは叩くから“短柔”? ショット絶好調の桂川有人はフィーリング命だった【勝者のギア】

ドライバーは叩くから“短柔”? ショット絶好調の桂川有人はフィーリング命だった【勝者のギア】

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2022年4月25日 12時17分

ドライバーはスリクソン『Z785』でロフトは9.5度。気になったのはドライバーだけパルマックスの“コード無し”グリップが入っていて、その他のクラブは、すべて“コード入り”のグリップ。一般的に、“コード入り”はグリップのラバーの中に糸が練り込まれているため、握った感触が硬く、それに対して“コード無し”は柔らかくてしっとりしている。

「1月のシンガポールのあとに、たまたまドライバーだけグリップ交換をしたくて、手元にあったのはコード無しのほうだけだったんです。いいやと思って着けたら、何か良くて、そこからこれでいいかなという感じです」がきっかけ。

続けて「パルマックスのグリップはコード入りでもしっとりしているので、コード無しとすごい差があるわけではない。ドライバーはけっこう叩くので、グリップをやわらかくすると、フェースもやわらかく感じて、コントロールしやすい感覚がある。それがマッチしたと思います」と桂川は語る。

日大ゴルフ部出身で現在23歳の桂川だが、高校3年間はフィリピンにゴルフ留学している。高校自体は通信制のルネサンス豊田高校を選び、授業は「Wi-Fi」で受けた。フィリピンでは強風でゴルフをすることが多かったため、ドライバーの打ち分け技術は高い。ロングホールでは強いフェードを打ち、アゲインストのホールでは低いフェードでボールをコントロールする。「フィリピンで毎日といっていいほど遊びながらいろいろ試しながらやっていたので、それが身についたかなと思います」。今大会ではほとんどのホールでフェアウェイをとらえた。

ドライバーのコントロールが上手いうえに、今年から44.75インチにシャフトを短くしたことで、さらに精度が高まった。「前は45インチだったんですけど、昨年はショットが悪くて曲がっていたので、試しに短くしたら良かった。たった0.25インチ(約6mm)ですけど、曲げたくないのと身長が低かったのもありますね」(桂川)。

■ウッドのロフト構成は9.5、13.5、19度

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