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220yを4Iでベタピン! 久常涼が史上4人目の10代優勝へ 「ZOZOからロングアイアンの調子がすごくいい」

220yを4Iでベタピン! 久常涼が史上4人目の10代優勝へ 「ZOZOからロングアイアンの調子がすごくいい」

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2021年11月5日 08時26分

19歳らしかぬ安定感 久常涼がボギーフリーで上位発進
19歳らしかぬ安定感 久常涼がボギーフリーで上位発進 (撮影:村上航)
マイナビABCチャンピオンシップ 初日◇4日◇ABCゴルフ倶楽部(兵庫県)◇7217ヤード・パー72>

19歳のルーキーが50回目を迎える歴史のある大会で、5バーディ・ボギーなしの「67」をマークし、首位と2打差の5アンダー・4位タイの好位置につけている。

新鋭! 久常涼のドライバースイング【連続写真】

若者の名前は久常涼。「アマチュアのタイトルには興味がない」と、高校3年生だった昨年プロ転向。ツアーの出場優先順位1212位と下部ツアーの出場も難しい状況だったが、推薦で出場した下部ツアー「太平洋クラブチャレンジトーナメント」で3位タイに入ったのをきっかけに、下部ツアーで3勝を挙げてレギュラーツアーに昇格。賞金王となって来季のレギュラーツアー出場権も確保と、異例の出世街道を歩んでいる。

先月、千葉県の習志野カントリークラブで行われた米国男子ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」には、主催者推薦で出場。大きな刺激を受けた。「やっぱりショートゲームの精度だったりゴルフの組み立て方が、僕ができるゴルフと、向こうの選手のできるゴルフに差はあるなと感じました。このままでは全然ダメだなと思ったので、早くあっちに行ける準備ができてればいいかなと思う」。トータル5オーバー・52位に終わったが、最終日には「66」と4つスコアを伸ばして存在感を見せた。

日本開催ながら普段とは違う米ツアーのコースセッティングでプレーし、特に必要性を感じたのはロングアイアンの精度。「日本ツアーよりロングアイアンを持たされる頻度が多くて。やっぱり200ヤードでもフェアウェイからだったら、ピンを狙っていける精度が求められる。けっこうロングアイアンの練習をできていたので、ZOZOの週の終わりからずっとロングアイアンの調子がすごくいい。ショット自体も少し良くなったと思います」。国内ツアーのパー4ではほとんど握ることのない4、5番アイアンの精度により磨きをかけている。

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