寄るかどうか成功率は運任せ!? 自分のアプローチレベルをチェックしよう/藤田寛之
アプローチ上達のためには、自分のアプローチレベルを知るところからスタートしよう。
配信日時:2023年12月20日 11時13分
アマチュアはアプローチで上手く寄ることもあれば、ザックリでグリーンまで届かないという大ミスをしてしまうこともある。ときにはトップしてグリーンオーバーも。これはアプローチの完成度が低いということ。ヘッドの入り方や力加減がその度に違うのだ。つまり運任せ。果たして自分のアプローチはどれほどの完成度なのか? それをチェックする方法を藤田寛之に教えてもらった。
「プロがよくハイティアップでアプローチ練習をしますが、それには理由があります。人工マット上で打つと、ダフっていてもソールが滑り、ミスに気付きにくいからです。またマット上だと、ロフトが寝て当たり弾道が高く上がってしまうことも。
それを防ぐためにも、ハイティアップしたボールを30ヤード打ってみましょう。低く打ち出せるかどうか、アプローチの完成度をジャッジする方法としておすすめです。
あおり打ちでロフトが寝たり、打ち込み過ぎてフェース上部に当たると弾道の頂点が3m以内に収まらないはず。低く打ち出すために、ややダウンブローで振ってスコアライン下3本辺りに当てる。そうすれば適正スピンで低く打ち出せ、距離感も合いやすくなります。
アプローチの完成度を見つつ、いい練習にもなります。ぜひやってみてください」。
藤田寛之
ふじた・ひろゆき/ 1969年生まれ、福岡県出身。2012年に43歳で初の賞金王に輝く。今季日本シニアOPでシニア3勝目を挙げる。葛城ゴルフ倶楽部所属