パター部門は先週まで1位だったオデッセイの『スクエア2スクエア』を抜いて、ピンの『スコッツデール』がトップになった。『スコッツデール』は4月3週の「KKT杯バンテリンレディス」で初優勝した佐久間朱莉が使っていたことでも話題になっている。パターの販売状況について二木ゴルフ南町田店の藤本啓介さんに話を聞いた。
「昨年末から安定して売れ続けているのはオデッセイの『スクエア2スクエア』です。その状況に変わりはありませんが、3月にピンから『スコッツデール』、スコッティ・キャメロンから『スタジオスタイル』が発売されて、その2モデルも順調にセールスを伸ばしています」
佐久間朱莉が使用して優勝をもぎ取ったパター『スコッツデール』。彼女は、自身の使用モデルの『スコッツデール DS72』について、「私は（打感が）少し柔らかい方が好きなんです。それで、なかなか前のモデル（『DS72 2021』）から替えられなかったのですが、今のモデルは好みの打感だったので替えました。それに、スーっと伸びる感じで球がコロがる点もいいですね」と高評価している。
ヘッド形状としてはどういうモデルが人気なのだろうか？
「まず『スクエア2スクエア』は圧倒的にジェイルバードタイプが人気です。スコッティ・キャメロンシリーズは今まで『ニューポート』系が人気でしたけど、今作は縞々のアライメントが特徴的な『ファストバック』がよく売れています」
また藤本さんはランキングには反映されていないが、あるパターの問い合わせが急増していると語る。
「今年は『L.A.B.ゴルフ』のパターの問い合わせが日に日に増えました。海外ツアーでも話題になっている『L.A.B.ゴルフ』ですが、他メーカーからもトルクフリーのパターが発売されるという噂もあり、それを待っているお客さんも多いと思います」
すでにオデッセイ、テーラーメイド、スコッティ・キャメロンはツアーにトルクフリーのパターを投入している。正式発売されれば、今年はトルクフリーが大ブームになりそうだ。
【パター売り上げトップ3】
1位 ピン スコッツデール
2位 オデッセイ Ai-ONE スクエア2スクエア
3位 スコッティ・キャメロン スタジオスタイル
※データ提供：矢野経済研究所、4月7日～4月13日のデータ
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