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シン貧打爆裂レポート『接点の科学』

貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。

配信日時:2024年1月4日 17時00分

ロマン派ゴルフ作家語る

『B-Limited B1 LS ドライバー』は、接点の部分は知覚できませんが、出るボールが、教えてくれます。とにかく、飛ぶのです。
ゴルファーの弾道のタイプによっては『B1 ST ドライバー』や『B2 HT ドライバー』のほうが飛距離が出ますが、この辺りを含めて、過去のブリヂストンスポーツのドライバーの中で最も飛ぶドライバーになる可能性が高いクラブになっています。

理屈がわからないと納得できないというゴルファーもいますが、僕は理屈よりも結果が全てというタイプなので、単純に『接点の科学』は凄いじゃん、ということになるわけです。

ドライバーのフェースはツルツルしているほうがスピンが少ないというイメージが、セオリーとなっていましたが、2023年はそのセオリーが間違いかも、と疑うことになりました。
『B-Limited B1 LS ドライバー』は、食いついたときにズレが出ないことで低スピンを生むという仕組みは、トラックマンなどで計測しても証明できました。

『BRM2 HF ウェッジ』については、フェースの加工も然る事ながら、ソールが地面と接地することや、ヘッドの形状によるスピンへの影響などが効いているのだと考えました。
実際に、ウェットなラフからでもしっかりとスピンがかかるシーンが何度があって、それについてはフェースの細かく小さな溝が水分を逃がして、ボールとフェースの接点を守ったことが機能しているのだと自覚しました。

そして、高低の打ち分けをする際に、適度なスピンがかかってくれるのは、距離が短いほどフェースの機能だと感じさせました。
今回、撮影日は、グリーンが凍っていたのですが、それでも、スピンを感じさせるのは流石だと感心したのです。

『接点の科学』は、これからもどんどんゴルファーのためのクラブやボールで進化していくことだろうと期待をしました。
そして、『B-Limited B1 LS ドライバー』と『BRM2 HF ウェッジ』は、数年後に、名器だったと語られるクラブになるだろうと強く確信したのです。

目に見えず、感触もなく、自覚は出来ないミクロな世界の中で起きたことが、現実世界に大きく影響することは世の中にあふれかえっています。例えば、スマホの中身がどうなっているのかなど、ほとんど人たちは知らずに使っていますが、どんどん便利な機能は増えていきます。ゴルフクラブも進化するほどに、そういう風になっていくのです。

最後に、何もかも値上げという風潮の中で、最先端でありながら、比較的安価な値段で手に入る『BRM2 HF ウェッジ』は、持っているべきウェッジだとオススメします。(特に、56度が優秀です)

試打クラブスペック

『B-Limited B1 LS ドライバー』

ボディ Ti811チタン合金
フェース 6AL-4Vチタン合金
クラウン CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastic)
可変ウェイト タングステンスクリュー(8g)、アルミスクリュー(2g)、
タングステンウェイトパーツ(6g)、ステンレスウェイトパーツ(4g)
ヘッド体積 455cc
ロフト 9.0度
ライ角 57度
シャフト SPEEDER NX BLACK 60(S)

『BRM2 HF ウェッジ』

ヘッド素材 軟鉄(S20C)+純チタン
ロフト 48度、50度、58度 ※他に、52度、58度もあり
バンス角 8度/48度、10度/50度、12度/56度
ライ角 63.5度
シャフト N.S.PRO 850GH neo (S)

【著者紹介】篠原嗣典

ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員

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