――CMEランク1位のジーノ・ティティクルはじめ、米国女子ツアーのトップ選手が愛用するキャロウェイ『X FORGED』。この26年作が登場したが、ウェッジも引き連れ軟鉄【S15C】鍛造へ素材も変更された。コレは今後のトレンドを牽引するのか、キャロウェイパフォーマンスセンターへ急行した――
【編集N】HS43m/sのドローヒッター。とにかく飛ぶクラブが好み
【オスギ】HS45m/sで持ち球ハイストレート。業界イチFWが苦手
【Kスケ】HS47m/sで持ち球ハイドロー。1Wのチーピン病が弱点
編集N:今日キャロウェイに突撃した理由は、みんな気になってる新しい『X FORGED』アイアンがどう変わったか?が知りたいから。ウェッジまで揃ってるけど、特に【S15C】になって『どれくらい柔らかくなったか』確かめたいけど、形状も気になるよね?
Kスケ:今、ウェッジを軽く打感チェックのためにウェッジを色々と打ち比べましたが、たしかに【S15C】は柔らかいですね。でも、キャロウェイのウェッジってこんな顔でしたっけ? ヒール側に高さをもたせた三角っぽい顔で、やさしく見えるんですけども。石川遼プロとか、日本人選手の好みを入れた感じなのかな…。
『X FORGED』はウェッジまで凄い整い方!
オスギ:今、『X FORGED』アイアンを触ってて思ったんですけど、アイアンの流れから下ろす感じでウェッジの顔まで整えたからじゃないですか?
キャロウェイ担当者:間違いないです。58度よりも50度を見てもらうと、よりアイアンの流れから来ていると分かりやすいと思いますよ。
一同:ホントだ!すっげェ~アイアン顔の整い方!!!
編集N:これ、今までの『OPUS』や『OPUS SP』は“シェイプ6”という、PGAツアー選手好みの最大公約数的な形状と違って、けっこうヒールの高い和顔な気がするね。
Kスケ:そうなんですよ。50°も56°もアイアンの流れから繋がった若干フトコロのある感じで繋がってますよね。
オスギ:本当だ、すごい整ってる。コレなら、『X FORGED』アイアンの【PS】とか【A】と刻印されていても全然納得できる感じですね。
Kスケ:ボクが気になるのは、7番と8番の繋がりの部分なんですよ。試打クラブは7番が多いんですけど、8番から急にトップラインが丸っこくなるモノが多いので、今回はどうか気になります。でも……、これは8番でも7番っぽいですね。9番からウェッジっぽくなるのか。
現代ロフトを再定義した顔のつながり
編集N:どれどれ。コレ普通に7番でしょ!と思ったら、8番だったわ……。考えてみれば、8番って現代の立ったロフトだと、7番に近い顔の方が自然かも。8番って、後ろが丸い包み込む顔で引っかけるより、シャキッとした顔でストレートに打っていくイメージが欲しいもん。
オスギ:それもメーカーやモデルによって、考え方が色々あって良いんじゃないですか?
キャロウェイ担当者:もう今は打てる人でも普通に6番~PWのセットを利用する時代になりましたし、女子プロでも7番を抜いちゃう時代ですから。
Kスケ:ボクは『OPUS SP』より『X FORGED』の方が構えやすい印象です。すごいアイアンっぽくて。丸みはあるじゃないですか、やっぱりウェッジだし開いても全然違和感ないし。でも、【真っすぐ構えたい】時に、スッと構えられる。アイアン顔ってやっぱ綺麗だなぁ~。
編集N:では、Kスケから打ってみよっか。全部ヘッドは7番で、シャフトも『MODUS115』(S)で揃えて打とう。ロフト33度の26年『X FORGED』➡29度の26年『X FORGED STAR』➡ロフト32度の25年『X FORGED MAX』ね。
『X FORGED』はサテンで抜けが良くなった
Kスケ:当たり前ですけど、【S15C】って柔らかいし、すごい好きな打感でした。でも、同じ素材なのにサイズとロフトの違いか、嫌な感じではないけど『X FORGED STAR』の方が少し弾く感じがして、間違いなく『X FORGED』の方が良かった。比較のために打った【S20C】の25年モデル『X FORGED MAX』も十分打感は柔らかいですね。
エースがマッスルバックなので、サイズ的に26年『X FORGED』が一番良かったのは当然ですけど、マットから打っても『めちゃくちゃ抜けがいい』と感じました。前作より彫りが深くなったグラインドの影響でしょうね。それに、24年モデルの前作はミラー仕上げでしたが、ボクは使い込むうちに曇っていくのが嫌なんですよ。今回はサテンだからそこもいい。
編集N:たしかに。仕上げは好みが分かれるよね。ロフトが離れてるから何とも言えないけど、データ的には『X FORGED STAR』と『X FORGED』は10ヤードも違うね。じゃあ、選手交代でオスギも打ってみましょう。
オスギ:ボクは元々球が高い方で、自分のアイアンの7番は34度と寝たものを使っていますが、『X FORGED STAR』はロフトが立って少し威圧感があるのにすごく上がりますね。最近あんまり練習できてないので、余計にラクさを感じましたし、打感もやっぱり柔らかいです。それに、7番で180ヤードをこの高さで止められるのも凄くラク。
『X FORGED STAR』は予想以上にラクに飛ぶ
自分の7番は160ヤード弱くらいなので。ただ、選ぶとしたらエースに近いサイズの『X FORGED』になるかも。ちょっと最初あんまりいい当たりが出なかったから、悔しいところはあるんですけど……。でも、やっぱり素直にバックフェースとかも『カッコいいな』という印象で、サイズ的な扱いやすさはありました。
キャロウェイ担当者:ご自身でコントロールできる方ですと、やっぱりね。つかまえるのか、高い球打つのか、ちょっと抑えていくとかは、26年の『X FORGED』が一番やりやすいでしょうね。
編集N:コレ、『X FORGED』と付くモデルで去年の『MAX』と『MAX STAR』もある中、こんなに魅力的な2つが出てきてしまうと【フィッティングでどこに落とし込むか?】、難しさも出てきたと思うんですが。その辺はいかがです?
キャロウェイ担当者:いえ、予習して来られる方も多いんです。現状で『X FORGED MAX』の方も【S15Cって打感が柔らかいんでしょ?】と、打ってみたくて来店されますし、ご希望に沿う感じですね。フィッティングで打つといい球が出るので【やさしくて打てる】や【X FORGEDでも使えるんだ!】と喜んでいただけることも多いですよ。
編集N:そっか、確かにボクも練習不足過ぎて『X FORGED MAX』のやさしさにやられたんですよ……。きちんと、今回の新作2つと、去年のMAXは棲み分けが出来てますもんね。では、次はもう一つ気になっていた『QUANTUM MINI』シリーズをチェックさせてください。
<<次回へ続く>>