「ダンロップフェニックス」で9年ぶりとなるツアー2勝目を挙げた塚田よおすけ。40歳を迎えた現在も平均飛距離299.77ヤードを誇る飛ばし屋だ。そんな彼が60度のウェッジに、全面溝でグースネックという個性的なモデルを使用している。その理由を直撃取材した。
塚田が使用しているのは、クリーブランドの『RTX FULL-FACE』60度。フェース全面にスコアラインが施されているのが大きな特徴だ。このモデルのどこに惹かれたのだろうか。
「ただ単純に第一印象が良かったんです。構えた感じですね。それ以外は特にないです。(具体的には?)座りが良かったのが大きいですね」
では、全面溝のフェースのメリットをどのように感じているのか。
「アプローチでは、フェースのどこに当たるか分からないじゃないですか。だから、どこに当たってもスピンがかかって止まるという安心感があります。先っぽに当たることもありますし。僕らもアマチュアの方と一緒なので、その安心感は大きいですね。バンスは少なめだと思います。ソールは後ろ側を落としています」
見た目で特に特徴的なのが、グースネックである点だ。
「少しグースに曲げてもらっています。グースの方が安心できるんですよ。球をきれいに拾いやすい。昔からグースネックのウェッジを使うことが多かったというのもありますね」
全面溝にグースネックという独特な形状のウェッジを使う塚田。その寛容性と安心感は、むしろアマチュアゴルファーにこそ効果を発揮するのかもしれない。
◇ ◇ ◇
塚田のギアを調査。関連記事【9年ぶりVの不惑の飛ばし屋のギアが面白すぎ! ドライバーシャフトが80gのX、軟鉄アイアンは顔がやや左向き?】を読めば、その秘密がわかる。
