<カストロールレディース 2日目◇30日◇富士市原ゴルフクラブ(千葉県)◇6515ヤード・パー72>
今季初出場となった川満陽香理は、惜しくも1打及ばず予選通過を逃した。それでも「数字では見えないナイスパーもあり、試合のゴルフができました」と振り返り、ホステス大会で確かな手応えをつかんだ。
昨年9月の「ゴルフ5レディス」以来となる実戦だったが、初日はボギーなしの2アンダー「70」とまずますのスタート。2日目もボギーを叩いてはバーディで取り返す粘りのゴルフを見せ、最終18番を迎えた時点ではトータル2アンダーと予選通過圏内につけていた。
しかし、勝負を分けたのは最後の18番だった。右サイドに池が待ち構えるホールで、「大きめのクラブで左を狙ったんですが、深く入ってしまって」とティショットが池へ。痛恨のダブルボギーを喫し、この1打が決勝ラウンド進出を阻んだ。
「悲しい」。そう肩を落としたものの、「試合勘は必要そうで、必要なかったのかな。ちゃんとトレーニングと練習をすれば、その延長線上にある」と、日々のトレーニングと練習を積み重ねることで、試合でも戦えるという道筋も見えた。
とはいえ、2歳半の息子を育てる“ママさんゴルファー”にとって、試合へ向けた調整は決して簡単ではない。保育園へ送ってからコースへ向かうような生活は難しく、プロアマを含めて3日連続でゴルフをするのも久しぶりだったという。
そんな中、今大会では託児所が設けられ、プロアマでは子どもを預けてプレーした。「プレーしていても安心できることは大きい」と、母親としての一面ものぞかせた。
託児所では、川満が戻ってくるなりスイングをして出迎えていた。川満自身はまだプロゴルファーであることを教えていないそうだが、テレビなどでゴルフ場の風景が映ると「『ゴルフは?』って言ってくるんです」と、うれしそうに話してくれた。
育児とゴルフを両立させながら「コースに行ける環境を増やそうと思います」。そう前を向き、次なる舞台となるレギュラーツアー「ゴルフ5レディス」へ向けて準備を進めていく。(文・齊藤啓介)
