<全英オープン 最終日◇19日◇ロイヤル・バークデールゴルフクラブ(イングランド)◇7223ヤード・パー70>
悔しそうに天を仰ぐ姿を何度も見る最終日になってしまった。「4番ホール以降が…。パッティング、ショットももう少しできたかな。それでも崩れず、後半をまとめられたというのは良かった」。トップとの6打差を追いかけスタートした松山英樹は、「70」に終わった一日をこう振り返る。
2番パー4でピン右上2.5メートルのスライスラインを決めてバーディ。続く3番パー4も右ラフからの2打目をグリーン手前エッジに止めると、そこからパターで決める。序盤の連続バーディで、逆転Vへの道がうっすらと見えていた。
だが、4番パー3はグリーン右手前の花道から2打目をパターで1メートルに寄せる。しかし、それを外してボギーを叩くと、そこから停滞ムードが流れる。パットが一筋外れる、そんなシーンが続いた。
「きのうからそういうの(パット)は多かったけど、きのうはまだ入っていて半減できていた。きょうは全然入らず『なんでかな、なんでかな』と思いながら」
ラウンド後のU-NEXTのインタビューでは、そう言って苦笑い。14番パー5でひさびさのバーディを奪うまでに、前半だけで3つのボギーが来てしまった。「グリーンのスピードが遅くなっているところについていけなかった」という部分に原因を求める。
そのコンディションは、アプローチにも影響した。思うように転がらない場面もあれば、今度はそれをケアした結果、大きくオーバーするなど、ジャストの感覚を探るのにも苦労した。
これで今季のメジャー4大会が終了。「マスターズ」12位、「全米プロ」26位、「全米オープン」65位、そして全英は14位という結果に終わった。すべて決勝ラウンドまでプレーしたが、マスターズ王者が見るのはもちろんさらに上の頂だ。
「バーディを取ればトップ10に入れるかなという思いがあった」と、18番では渾身のティショットを英国のギャラリーに見せつけた。「バーディという結果にはつながらなかったですけど、いいショットが最後に打ててよかった」。手に残した感触は、決して悪いものではない。
8月13日開幕で、2024年には松山も制している「フェデックス・セントジュード選手権」から、ツアーは全3試合のプレーオフシリーズに突入する。ポイントランク70位までの選手からスタートし、同50位、同30位とふるいにかけられる戦い。ポイントランク37位の松山は、最終戦出場を目指していく。
「少しずつよくなってきているとは思う。“そこそこの順位”ではなく、“結果”として出せるよう、来週以降もしっかりと頑張っていきたい」
シーズン最終戦の優勝者が、今季のツアー年間王者となる。一山越えて、また一山。頂点を目指すための歩みは止めない。
