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石川遼が全米オープンで得た課題と手応え「自分のやるべきことが明確に」

石川遼はメジャーでの4日間を終えて何を思う?

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2023年6月19日 09時34分

<全米オープン 最終日◇18日◇ザ・ロサンゼルスCC ノースC(米カリフォルニア州)◇7421ヤード・パー70>

2年ぶり7度目の出場となった「全米オープン」で、石川遼は最終日に3バーディ・5ボギー・1ダブルボギーの「74」。「最終日にリベンジのアンダーで回れればと思っていたけど」と意気込んだがスコアにはつながらず、トータル14オーバーで4日間を終えた。

週末は2サムでペアリングが組まれたが、最終日の石川はシングルプレーとなった。だが、「いた方が絶対に回りやすい。やっぱりグリーンのスピードが参考になる材料があるので、ひとりでは不利」と、コースディレクターをプレーヤーとして迎えて18ホールを回りきった。

10番までは3バーディ・1ボギーと快調に伸ばしていたが、11番をボギーとすると13番、14番では連続で落とした。終盤にさしかかる16番ではダブルボギー。「ミスショットが続いてしまった。判断ミスもありましたし、結構悔しいラウンドでした」とサンデーバックナインでの失速を悔やむ。

初日は1アンダーとまずまずの滑り出し。2日目には「73」と落としたが、4度目となる予選通過を果たして72ホールを戦い切った。だからこそ、週末の「78」、「74」が悔しい。

今大会の会場が発表されてから、この大舞台への出場に照準を合わせてきた。世界で戦うことを目標に、2020年から3年以上かけて取り組んで完成に近づいているスイングを試す絶好の機会でもあったが、「『なるほど』と思うことはあった。よりこれで自分のやっていくことが明確になった。逆方向に変えていかなきゃいけないことはなかったので、より明確にできる。めちゃくちゃ楽しみ」と、これまで取り組んできたことに対しての確かな手ごたえも感じた1週間だった。

「いままでのメジャーとは違った視点でやれたので、もう一回冷静になってテーマをクリアにして、また次の試合からという感じ」と課題と手応えを手土産に、日本へ帰国する。次戦は今週22日(木)開幕の日本ツアー「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品」で、翌週は北海道戦「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ」とタフな連戦が予定されている。

米国を目指していく意志は、揺らぐことはない。「上しか目指していないし、自分が上手くなっていろんなことがマッチしてくれば、おのずと数字はついてくる」と、これからも一歩ずつ歩みを進めていくつもり。「こっち(米国)で長くやれるようなレベルまで自分を持っていくということが、いまのモチベーションになっています」。大舞台で思いを語り、帰国の途に就く。

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