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エビアン連覇狙う古江彩佳 パット復調に向けた独自トレーニングとは?

連覇がかかる古江彩佳は、貫禄の上位発進。好調の影に、新たなパター練習の存在があった。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2025年7月11日 08時30分

<アムンディ・エビアン選手権 初日◇10日◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6504ヤード・パー71>

昨年大会で自身初の海外メジャー制覇を成し遂げた古江彩佳が、今年も好発進を切った。6バーディ・2ボギーの「67」をマークし、首位と2打差の7位タイで滑り出した。

【写真】古江彩佳が小さくても飛ばせるのは3つの理由が隠されていた!

ディフェンディングチャンピオンとして迎えた初日。「プレッシャーもありながらだったけど、自分のプレーに集中できた」。出だし1番で3メートルを決めてバーディ発進。ショット、パットともに冴えて、前半で4つスコアを伸ばした。

ティショットが乱れた13番、14番では連続ボギーを喫したが、最終18番はバーディで締めた。一時帰国中にコーチである父と調整したショットについては、「久しぶりに自信を持ちながらできた」と好感触。グリーン上でも転がりのいいストロークで、次々とカップに沈めた。

得意のパッティングだが、今季はパーオンホールの平均パット数が1.79で53位、1ラウンドあたりは29.59で43位にとどまっている。改善のために、前戦「ダウ選手権」から新たなドリルを導入した。

この練習には2つのカップを使用する。カップの間に5本のティを挿し、さらにカップから60センチほどオーバーした地点にもティを設置。始点のティからまず片方のカップを狙い、その後もう一方のカップへストロークする。すべてをカップと外側のティの間に止めるというものを、位置を変えながら繰り返す。

「スピード(距離感)が合っていなかった。プレッシャーをかけながらの練習が必要」と感じて取り入れたもの。JGA(日本ゴルフ協会)ナショナルチーム所属時に教わった練習を思い出し、練習日のルーティンに組み込んだ。

この日のパット数は27回。練習の成果について聞かれると、「少しはあるかな」と笑った。正確さを取り戻しつつあるショットとパットを武器に、1年前のようなバーディラッシュを再び狙う。(文・笠井あかり)

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