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タイメディアも日本の女王に興味津々? 竹田麗央は同組の“元世界1位”から刺激「負けないように」

ツアールーキーの竹田麗央は2日目、同世代のトップランカーとプレー。得た刺激は?

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2025年2月22日 08時35分

<ホンダLPGAタイランド 2日目◇21日◇サイアムCC オールドC(タイ)◇6632ヤード・パー72>

日本の女王にとって“ほぼ同い年”の元世界1位とのラウンドは大きな刺激になった。竹田麗央が「70」と2つ伸ばしたラウンド後、同伴競技者に抱いた気持ちを明かす。

【写真】竹田麗央がキャリー250yd飛ばせる秘訣

「はじめて回ったけど、すごく(飛距離が)飛んでました。当たり前ですけど上手。基本ミスはしないし、パッティングもめちゃくちゃ入る」

竹田に感嘆の声を挙げさせた相手は、現在、世界ランク2位につけるジーノ・ティティクル(タイ)。米通算4勝で、昨シーズンの年間女王に輝いた人物だ。2022年には19歳8カ月11日で世界ランキング1位にもなっている。

もうひとりのシャネッティ・ワナセン(タイ)も、23年から米ツアーに参戦し、すでに2勝を挙げている若手のホープ。ティティクルが03年2月20日生まれで、22歳になったばかり。竹田は同4月2日生まれで、ワナセンは04年4月16日が誕生日という同世代だ。だからこそ、そのプレーになおさら目を奪われた。

武器にするドライバーの飛距離は、「会心の当たりなら自分の方が前にはいくけど…」というが、ほぼ3人が横並び。ただ、「その後が全然違う。自分ももっと頑張りたい」という思いを強くする18ホールだった。またラウンド中には、何度か会話も。ティティクルから『日本の●●って選手は知り合い?』と聞かれたり、誕生日の話などで盛り上がったそうだ。

とはいえ、竹田もしっかりとプレーで魅せた。264ヤードを記録したドライバーショットは、フェアウェイキープ率92.8%(13/14)と飛んで、正確。パーオン率も88.8%(16/18)を記録した。迫力あるティショットを放った後、地元のギャラリーから『オォ~』と声があがる場面も。「きょうは比較的(カップに)近いところについたけど決まらなかった」とグリーン上で苦しんだが、ティティクルが「64」、ワナセンは「68」とハイレベルな戦いを続けた。

この日の成績で、地元のティティクルは3位タイまで浮上。ラウンド後には大勢の報道陣に囲まれて取材に応じていたのだが、その時、あるタイメディアから、ティティクルにこんな質問が投げられた。『日本のトップ選手として注目されている竹田選手の印象は?』。これに対して「とてもゴルフが上手だった。英語を話せないからシャイだったけど、いろんな話ができたわ」と楽し気な表情。その実力は伝わっている。

地元勢2人とのラウンドということもあり、多くのギャラリーに見守られながらタイの雰囲気を楽しんだ。「世界トップの選手と回れるのはワクワクします。負けないように、ときょうは思いました」。初日「31」、2日目が「32」だったパットを修正し、トータル5アンダー・15位タイから上位進出を果たせば、再び刺激に満ちたラウンドが楽しめるかもしれない。(文・間宮輝憲)

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