<ISPS HANDA スコットランド女子オープン 事前情報◇22日◇ダンドナルド・リンクス(スコットランド)◇6543ヤード・パー72>
最近ハマっている写真撮影が、気持ちを落ち着かせる。竹田麗央は3試合ぶりの予選通過、さらに上位進出のため心身を整えた。
昨年大会に初出場し38位。最終日に「78」と苦しみこの順位に終わったが、3日目終了時点では9位につけるなど健闘していた。ここで敵になるのは やはり風。「木がない分、横風には影響されやすいので、いつもと番手を変えたりして、うまく対応できれば」と攻略法をイメージする。
2試合前の「KPMG全米女子プロ選手権」、そして2週前の前戦「アムンディ・エビアン選手権」と、メジャーで2試合連続の予選落ちを喫している。そこで対策を施してきた。「エビアンではショットが思ったところに行かなかった。アイアンショットもピンにあまりつかなかった。フォロースルーがうまく抜けていなかったので、そこを意識的にやっています」。特に持ち味のパワーフェードではなく、最初から右に抜けてしまう球や、それを嫌がって左に出る球に注意しながら、修正に努めてきた。
オープンウィークだった先週は、気分転換も兼ねてスイス、ロンドンを観光した。スイスでは山岳リゾートのグリンデルヴァルトを訪れ、ロンドンでは市内や絶景ポイントを堪能。行きたいところを自分でネットで調べて足を運ぶのが竹田流で、それがリフレッシュにつながっている。
ただ眺めるだけではない。「1年くらい前」に始めたカメラが相棒だ。「めちゃくちゃ撮りました。ヨーロッパはどこを撮っても絵になるので楽しいですね」。知識もどんどん蓄えている。「最近になって数値とかが分かってきて、色を変えたりして楽しんでます」。ちなみに、欧州の街並みは「モノトーンで撮るのにハマってます」。知識が増えるのに比例し、こだわりも強くなっているようだ。
充実のオフを経て、今週、そして来週とリンクスでの戦いに挑む。来週は今季最後のメジャー「AIG女子オープン」(全英、ロイヤルリザム&セントアンズGC/イングランド)が待っている。「まだ(コースには)行ったことがないけど、似たような感じだと思うので、今週は今週で頑張って、また来週に向けていいプレーができればと思います」。メジャーの悔しさは、メジャーで晴らすしかない。
ちなみに、竹田には撮影した写真をアップする専用のインスタグラムのアカウントがあるという。ただ、これは「誰にも分からずにあげているんです」という“秘密の部屋”。目的は写真を整理するためで、竹田のアカウントということも分からないようにしているそうだ。
だが、これまでに選手ではない4人のユーザーがたどり着き、フォローされているという。「知られたくないので探さないでください」。そう念を押されたが、ゴルフでトップを走る選手の写真の腕前も、ぜひ見てみたいものだ。(文・間宮輝憲)
