<全米女子オープン 最終日◇7日◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇6699ヤード・パー71>
畑岡奈紗にとって、メジャーの頂は今回も遠かった。首位と2打差から出た最終日だったが、3バーディ・4ボギーとスコアを伸ばしきれず。41回目のメジャー挑戦も、悲願達成とはならなかった。
1番でバーディを奪う幸先のいいスタートを切り、前半は1アンダーで折り返した。優勝したネリー・コルダ(米国)らも大きくスコアを伸ばせず、均衡した展開が続いていたが、「縦距離が合わず、パッティングも前半のように(パーを)拾っていけなかった」と後半に失速した。
この日最多の29人がボギーを叩いた難関15番を含む13番からの3連続ボギーで、事実上優勝争いから脱落した。右ドッグレッグの15番はフェアウェイ左サイドに置くのがセオリーだが、ティショットはあと10センチというところでラフへ。「ラフからでも最善のところには乗せられた」とセカンドでグリーンを捉えたものの、3パットを喫した。
「ああいうところで我慢しながらチャンスを待つというところが、後半は難しくなった」。優勝スコアはトータル8アンダー。日々耐えるゴルフが求められた今大会で、初日に「69」をマークし、その後も「72」「68」と、伸ばして耐えてと、スコアを積み重ねてきただけに、最終日のオーバーパーは悔やまれる結果となった。
とはいえ、「悔しさの方が大きいですが、自分らしいショットもいくつかあった」と、決して表情は暗くない。難しいセッティングの中でも優勝戦線で争い続けられたことは、高い自己評価につながった。
最終日に取りこぼした悔しさは、メジャーでしか晴らせない。次なるメジャー「KPMG全米女子プロ選手権」が2週後に控えるが、「しっかり(バーディを)取っていけるように頑張りたい」と雪辱を誓った。
2018年の全米女子プロでは三つ巴のプレーオフも演じた。これまで幾度となくメジャーで悔しさを味わってきた米ツアーの“パイオニア”は、「プレッシャーはありますけど、楽しくできたら」と力みなく語る。悲願のメジャー制覇へ、これからも畑岡の挑戦は続く。(文・齊藤啓介)

