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渋野日向子はショット好感触 2差4位発進で“シブコ節”「1日目のまぐれ(笑)」

女子プロゴルファーNo.1決定戦の初日。ショット好感触の渋野日向子が好発進。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2024年6月21日 13時17分

<KPMG全米女子プロゴルフ選手権 初日◇20日◇サハリーCC(米ワシントン州)◇6731ヤード・パー72>

3週前のメジャー「全米女子オープン」で2位。そしてこの女子プロゴルファーNo.1決定戦でも、渋野日向子の笑顔が輝いている。4バーディ・2ボギーの「70」で回り、2アンダーは首位と2打差の4位タイ。「残り3日も戦いたいから、スタートはすごく大事。そこがクリアできて良かった」。

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この日の初バーディは、実測503ヤードの6番パー5。エッジまで220ヤードの位置から2オンに成功して、2パットで決めた。「ドライバーも飛んで左サイドにいけば狙えるなという感じだった。めちゃくちゃいいボールが打てた」という“イメージ通り”の攻略だった。

イーブンパーに戻して迎えた折り返しの10番パー4では、ピンチを迎えた。ティショットが右の林に入り、レイアップの2打目は木に当たって右ラフに落ちた。左手前に大きく構える池が気になり、3打目は右のバンカーにつかまった。「(フェースを)ガン開きにして、しっかり振らんといけんな」と2メートルにつけ、これを決めて“ナイス”ボギー。「でかかった。ダボにしてもおかしくなかった」。スコアロスを最小限に抑えた。

ティショットの大きなミスはその10番だけ。両サイドに高い木が立ち圧迫感のあるコースで、全ホールでドライバーを振った。フェアウェイを外したのはわずか2回。「ほかのコースに比べると気を引き締めてから行く感覚はある。1個のミスでどれだけスコアを落とすかというところで、最後まで集中できた」。状況によっては3番ウッドでのレイアップもマネジメントの策にあるが、それは「臨機応変」に対応していくつもりだ。

最終18番パー5では残り94ヤードから1メートルにつけてバーディ締め。その3打目はディボッド跡からの一打だった。「キワじゃなくて間に(クラブを)入れるところがあったから、まだ良かった」と“キュッ”とスピンが利いてピタリ。54度ウェッジでの「めちゃくちゃ気持ち良かった」一振りで、リーダーボードの上位に名前を載せた。

不振だった今季序盤の戦いを、全米女子OPで払しょくした。そしてその好調さは、このメジャー大会でも続いているように思える。それでも「1日目のまぐれ(笑)。4日間通して頑張らなきゃいけない」と、手放しで喜ぶことはない。2日目は午前組でのプレー。「きょうのような感じのゴルフができるとは限らないので、しっかり気を引き締めて、切り替えて頑張りたい」。目の前の一打に集中して、あすも18ホールを笑顔で駆け抜ける。(文・笠井あかり)

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