ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

国内女子ツアー最終戦の注目は“年間女王”と歴代覇者 コーライグリーンの攻略がカギ【大西翔太のSHOWTIME】

国内女子ツアーはいよいよ最終戦。40人のみの出場となるエリート舞台を制するのはだれか。青木瀬令奈コーチ兼キャディを務める大西翔太氏に展望を聞いた。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年11月21日 07時45分

左から山下美夢有、竹田麗央、原英莉花
左から山下美夢有、竹田麗央、原英莉花 (撮影:福田文平)

<JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 事前情報◇20日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6497ヤード・パー72>

国内女子ツアーはいよいよ今シーズンの締めくくりとなる最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」が始まる。今季ツアー優勝者や、メルセデス・ランキング(以下MR)上位者ら40人の戦い。その展望を青木瀬令奈のコーチ兼キャディを務める大西翔太氏が読み解く。

選手たちになでられる宮カン名物のネコちゃん【写真】

■警戒すべきところは?

舞台となる宮崎カントリークラブは海辺の森林のなかにセパレートされたコースで狭くラフも深い。「今週は芝質にみんな苦労すると思います。いろんな芝があって、見たこともない芝もあります。普通のラフもあれば、ティフトン芝っぽいところも結構あって難しい。とにかくフェアウェイのキープが大事となります」とバーディチャンスにつけるためには、ティショットはフェアウェイを捉えることが“必須”となりそうだ。

さらに「なるべくはパーオンの狙いもセンターになりますね」とコーライのグリーンは跳ねやすく、グリーン周りのラフはティフトン芝も多いためボールが埋まりやすい。アプローチが難しくなることから、ただただピンを狙うとスコアを崩す原因となりそうだ。「あとは、芽を知っていないとぜったいに戦えないです。見た目ではわからないです、正直」とグリーン上のライン読みは苦労しそうだ。練習ラウンドなどで「しっかり情報を入れることが大事」と警戒していた。

■コーライグリーンの攻略法は?

「(ボールの)落下角度が45度以上を確保できればボールを止められる確率が高いです。ランディングアングル(落下角度)というのですが、45度以上をキープできれば、ピンを狙っていいと思います。それ以下だと高さが足らなくてコロコロ転がったり、手前に落とすと距離がつかめないので予測ができない」

パッティングでは「コーライで芽が強いゆえに、とにかく“芯”で打ち抜くことが大切」とコーライならではの芝芽を対策するには、“芯”を外さないストロークがカギとなる。「少しでも芯がズレた瞬間」にラインから外れると分析。「50センチでも入らない可能性が高いです」と、グリーン上では神経を使うことになりそうだ。

スコアメイクのカギは「ティショットをフェアウェイにしっかり置いて、狙いはグリーンセンター。そこから芽や傾斜の情報をもとにパターを頑張る」と話す。シンプルに思えるが、それが簡単にできないコースレイアウトでもある。だからと言って。パーオンしたからチャンスとは言い切れないほど「本当にグリーン上は難しいのでより“明確”に事前準備が大切」と、言い切った。

■勝つ自信も持った選手、歴代覇者に注目

そのなかで、3試合前の「伊藤園レディス」で今季“年間女王”を獲得した竹田麗央、22,23年大会の覇者である山下美夢有、20年大会覇者の原英莉花の3人の活躍に期待した。「先週、竹田さん、山下さんと回りましたが、かなり仕上がっていましたね」と話す。「竹田さんは“極上フェード”で、山下さんは右にしっかり打ち出したドローで、二人ともピンにしか飛ばない」と好調な状態を見ている。

とくに「竹田さんは優勝してから初めてのリコーになる」こともあり、昨年とは違う自信を持って挑まれることが予想される。「その自信をこのフィールドにつなげてくるのかと言うのは楽しみです」と年間8勝の強さは見どころだ。「山下さんはパターもアプローチもとにかく上手い。欠ける部分がひとつもなく感じます」と大きな期待を寄せる。

しかし、「この二人が優勝争いするのは間違いないんですけども…」と言葉を詰まらせる。それは「原さん。今年はまだ勝てていませんが、勝ちたい意欲はとても伝わってきますし、なによりもチャンスが溢れている。このコースは嫌いではないと思うし、歴代なのでいいイメージはあると思います」と、来季の米国女子ツアーの出場権をかけた予選会でファイナルステージにコマを進めている原も優勝争いに加わることを予想した。

「とにかく最後の試合なので、この宮崎カントリー倶楽部に合わせていかないといけない」とショット、アプローチ、パッティングなどコースの罠にかからず攻略できた選手が上位に名を連ねると見ている。

さらに気持ちの持ち方もポイントとなる。「このコース苦手…と、言っていたら順位が下がるだけ。このコースが得意だ! というマインドセットも大事になると思います。竹田さん、山下さんはそれができているし、原さんはメジャークイーン。調子を上げてくるのではないかなと思っています」と見通しを立てた。

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

JLPGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト