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「なかなか経験できることではない…楽しみ!」河本結はツアー史上4人目となる偉業に挑戦

河本結が史上4人目の連続優勝&大会連覇へ意気込みを語った。

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2025年8月15日 07時30分

充実した表情で河本結は、過去に3人しか達成していない偉業へと向かっていく。
充実した表情で河本結は、過去に3人しか達成していない偉業へと向かっていく。 (撮影:福田文平)

<NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 事前情報◇14日◇軽井沢72ゴルフ北コース(長野県)◇6625ヤード・パー72>

先週の「北海道meijiカップ」で1年ぶりのツアー優勝を果たした河本結は、軽井沢でツアー史上4人目となる大会連覇&連勝を目指す。この偉業への挑戦について「めっちゃ楽しみ!」と胸を躍らせている。

【連続写真】河本結、安定フェードの秘訣はシャフトを立てることだった!

日曜日に優勝したものの、祝勝会は「メンタルの先生と友達がケーキを買ってくれた」程度の小規模なものにとどめて、すぐさま次の勝利を目指してきた。北海道で挙げた通算3勝目を「もう過去の話」と割り切るほどの徹底ぶりだ。

最終日に4打差を逆転した先週よりも「状態はいい」と話す。その理由はトレーニングにより、これまでに生じていた“ズレ”を直すことができたから。例えば、テークバックが強くなり、スイング時に体が過剰に傾いていたのを修正できたのも、そのひとつ。「思ったところに打てるようになりました。ミスした時も予想通りのボールが出る。右に出たと思ったのに、左に行くとかは良くないので」。前年覇者として、胸を張ってプレーできる状態に仕上げてきた。

その1年前のできごとは、当然ながら忘れられない。2019年に初優勝した「アクサレディス」以来、5年ぶりの勝利だったが、米ツアーから戻ってきた後は、なかなか調子が上がらず、23年にはメルセデス・ランキング85位と低迷するなどスランプを経験。そこから徐々に状態を取り戻してつかんだ優勝だっただけに、「思い入れはある。すべてのことに感謝しています」と話す大事な1勝になっている。

1988年のツアー制度施行後で連覇&連勝を達成したのは、アン・ソンジュ(韓国、12~13年)、畑岡奈紗(16~17年)、鈴木愛(18~19年)のわずか3人。その挑戦権を得たことについては、「なかなか経験できることではないので、うれしい」と話し、表情もより明るさも増す。

「フェアウェイがやわらかいので、ドライバーショットも止まる。ショット力が必要ですね」。公式練習日だった水曜日にコース入りすると、すぐさま練習場で入念にクラブを振り続ける姿も見られた。充実した状態で、偉業達成に向かっていく。(文・間宮輝憲)

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