ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

プロデビュー戦で“サイン攻め” 中村心がフック? スライス?の微妙なラインを沈めて好発進

中村心がデビュー戦で1アンダー・8位タイ発進。ホールアウト後にはサイン攻めにあった。

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2025年3月22日 07時00分

<Vポイント×SMBCレディス 初日◇21日◇紫カントリークラブ すみれコース(千葉県)◇6668ヤード・パー72>

2023年の「日本ジュニア」を制し、同年の「日本女子オープン」ではローアマを獲得した中村心。昨年、2度目のプロテストで合格を果たし、このプロデビュー戦で潜在能力の高さを見せた。

【写真】これが中村心の新しいサイン

アウトスタートの第1組、1番手を務めた中村のティショットは、きっちりフェアウェイをキープ。しかし、2打目は「ライが気持ち悪かった」と当たりが悪く、グリーン手前に落ちた。さらに、ディボット跡の砂の上に止まった3打目はダフってグリーンに届かず。不運が続いたが、4打目のアプローチをきっちりと寄せ、ナイスボギーで滑り出した。

5番、7番でバーディを奪って巻き返すも、8番、9番で連続ボギー。前半は1オーバーの「37」で折り返した。「後半でトータルアンダーに持っていきたい」という目標を立てた。

12番パー5でスコアをイーブンに戻すと、17番パー4では左手前のガードバンカーからの3打目を直接入れてバーディ。1アンダーで迎えた最終18番パー5では、1メートル強のパーパットという試練が訪れた。

「下りで速い感じだったので、しびれました」と語るライン。本人は「ちょいフック」、キャディは「たまにスライスする」と読む微妙な傾斜だったが、「狙ったところに打てば入る」と強い意志で真っすぐのラインを信じ、見事にカップへ沈めた。

プロデビュー戦の初日は、4バーディ・3ボギーの「71」でフィニッシュ。「アンダーパーで回れたのは良かった」と白い歯を見せたが、自己採点は「70点」にとどまった。「きょうはティショットが荒れちゃって。難しいところからのセカンドが多かったので、そこを修正したい。コースが難しいので、あすも気を抜かず、集中してアンダーで回りたい」とティショットを課題に挙げた。

デビュー戦は多くのギャラリーに囲まれたが、「緊張はしなかった。むしろ落ち着いてできた」と歓声を力に変えた。ホールアウト後は、100人ほどのギャラリーがサインを求めて列をなす人気ぶり。プロとしての“お仕事”にも「うれしかったです」と初々しい笑顔を見せた。

中村のサインには工夫が凝らされている。「考えました。(名前が)“心”なのでハートは入れたいと思っていて、その中に『COCORO』と書いて、一番になるために一番星を入れています」。KO知らずのCOが好みの心。一番星を目指す戦いは、始まったばかりだ。(文・小高拓)

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

JLPGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    開催前
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト