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初のビッグタイトルへ竹田麗央が沖縄でも爆発 “海外メジャー女王”とラウンド…その感想は?

今季5勝の絶好調娘・竹田麗央がロケットスタートだ。

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2024年9月5日 15時00分

<ソニー 日本女子プロゴルフ選手権 初日◇5日◇かねひで喜瀬カントリークラブ(沖縄県)◇6670ヤード・パー72>

初のメジャー制覇へ前進した初日のラウンドだったが、竹田麗央はちょっぴり悔しそうな表情を浮かべる。「(自己)ベストスコアが『64』だったので、最後はバーディを取りたかったんですけど…」。それでも昨年10月の「富士通レディース」第2ラウンドで打ち立てたパー72での自己ベストに並び、8アンダーのトップでホールアウトした。

沖縄を彩った女子プロドレス姿【写真】

今週も止まらない、そんな勢いを象徴するような一日だった。スタートの10番で1.2メートルを沈めてバーディを奪うと、12番で1つ追加したあとの14番から3連続でスコアを伸ばした。15番、17番は1.5メートルとショットで奪い、16番はピン左6メートルとパターで奪ったバーディだ。

「ショットがよくて、セカンドもつくところでしっかりつきました。長いのも決まってよかった」。ティショットも安定し、厄介なラフからグリーンを狙う場面も少なく済んだ。パスパラムというプレーし慣れない芝が覆うグリーンも、「ターゲットを決めてヒットするだけ。あまり神経質にならないように気をつけました」とシンプルなプレーを心がけた。1番からの後半も2つのバーディを奪い、後続を引き離した。

この日は「アムンディ・エビアン選手権」を制し、ここが凱旋試合になった古江彩佳とラウンド。米国を主戦場にする3学年先輩も5バーディを奪い、そろってボギーフリーのラウンドとしのぎを削った。第1ラウンドは3打のリードを奪ったが、相手は実績で上をいく実力者。「ショットもパットもお上手でした。プレー中は自分に集中しようと思っていました」と、気が抜けない時間が続いた。

「AIG女子オープン」(全英)から帰国してすぐに出場した先週の「ゴルフ5レディス」で優勝。ハードスケジュールのうえ、2週とも雨、風のなかでのラウンドとあって体力は削られているはず。しかし本人は「疲れは今はないです」と心配を吹き飛ばす。その後、「疲れを感じていないだけで、たまっているかもしれないですけど」とも付け加えるが、その影響を感じさせないプレーの連発だった。

ちなみに最後がバーディだったら、兵庫県のチェリーヒルズGCで開催された2019年大会でフォン・シャンシャン(中国)が打ち立てた、大会ならびに公式戦での最少ストローク(パー72)となる「63」にも並んでいた。「明日は午後組なので、しっかり休んで、氷のうも使っていきたいですね」。猛暑が続く沖縄でも、現在メルセデス・ランキング1位に立つ21歳が、優勝争いの中心人物になりそうだ。(文・間宮輝憲)

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