悪癖克服に光明！三浦桃香がつかんだパット術

＜ニッポンハムレディスクラシック 初日◇6日◇アンビックス函館倶楽部 上磯ゴルフコース（6,378ヤード・パー72）＞

今季ブレークしている美女ゴルファーの三浦桃香。「ニッポンハムレディスクラシック」初日は、2バーディ・5ボギーの「75」。3オーバーの81位タイと、大きく出遅れた。

【写真】初々しい？！アマチュア時代の三浦桃香

好不調の原因が少し分かった。「私はミスをミスにつなげてしまう。せっかちなので…」と、ラウンド中の注意点を改めて思い知らされた。指摘してくれたのは、今大会、三浦のキャディを務める清水重憲氏だ。イ・ボミ（韓国）の専属キャディだが、ボミが今週欠場したことで実現したタッグ。そこで、百戦錬磨の名参謀からの言葉に耳を傾け、気づいた。

大会前に清水キャディに三浦の印象を聞いたとき、「本番にならないと分かりません。練習とはやっぱり違いますから」と、実際の試合でのラウンドになってみて、初めて見えるものがあるといっていたが、まさにそれを今日発見できたのは大きい。「ラウンド中の私のクセを教えてくれています。今日いわれたことを今日は直せなかったけど、今後につながると思います」と三浦。まさに清水キャディのいったとおり、悪癖が露呈したのだ。

それだけではない。「パターやドライバーでも悪いクセがありました」と早速指摘を受け、こちらは昨日から改善に取り組んでいる。具体的には、パッティングを例にとると、インパクトで右肩が下がり顔がカップ方向を向いてしまうこと。初日のラウンド終了後も、練習グリーンで球を一緒に転がしていた2人。今日の発見は明日修正され、また、明日の発見は明後日修正される。清水塾の教えが三浦を上位進出に導くことができるか注目だ。（文・高桑均）