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地面からでも“飛距離250Y超”! 女子ツアーでは珍しいミニドラ投入選手を発見「ゴルフが楽しくなる」

山路晶のキャディバッグに1Wが2本。ミニドライバー投入は女子ツアー初?

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2025年8月15日 12時15分

山路晶が女子ツアーでは珍しいミニドライバーを投入
山路晶が女子ツアーでは珍しいミニドライバーを投入 (撮影:福田文平)

<NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 事前情報◇13日◇軽井沢72ゴルフ北コース(長野県)◇6625ヤード・パー72>

女子ツアーでは珍しいクラブセッティングを、軽井沢で見かけた。そのバッグの持ち主は山路晶で、“ドライバー”が2本ささっている。1本はエースのテーラーメイド『Qi35』。そしてもう1本が同社から今年の6月6日に発売された『R7 クアッド ミニ ドライバー』だ。

【写真】山路晶が投入したミニドライバーの顔がかっこいい!

2週前に行われた男子ツアー「リシャール・ミル チャリティトーナメント」を制した池村寛世が、同じミニドライバーを使用し、“1W二刀流”で3年ぶりの優勝を手繰り寄せたことが話題になったが、女子ツアーではこのミニドライバーを投入するのは珍しいケース。同社のツアー担当者も「見たことがないですね」と言う“希少種”だ。山路も「私も“はじめまして”だもん!」と笑う。

この構成で試合に臨むのは今週から。投入理由は、ずばり直球の「スプーンよりも飛ぶから」。3Wを抜いて、このミニドライバーをイン。役割も「飛ぶスプーンだと思って入れている」と明確だ。

女子プロでも、フェアウェイウッドは、扱うのが難しいクラブという選手は少なくない。そういった背景もあり「ミニドライバーを勧めることは、ほぼないですね」と同社担当者は明かす。今回の投入に至ったのは、山路本人も話すように「下(地面)から打つことに苦手意識がない」という特性があったから。「球も上がって、嫌な感じがない。顔もかっこいいし。私、よくヒールに(ボールが)当たるんですけど、これだとめっちゃ芯に当たるんです」と相性のよさも感じている。

これにより1W、ミニ1Wから3番&4番UTへ流れていくセッティングになった。山路の3Wのキャリーは、220ヤードほど。ただ、このミニドライバーだと、キャリーが235ヤードになり、ランも入れると250ヤードまで伸びるという。今回の決断を後押しした一番の理由も、「楽しい。2オンを狙えるかもって思うだけでゴルフが楽しくなる」という“ワクワク感”が占める割合が大きい。

もちろんフェアウェイウッドのように、ティアップして操作性よくティショットを打つこともできる。ちなみに、ティアップした時の飛距離も、しっかり当たるとキャリーで250ヤード、トータル265ヤードというのだから、飛距離面でも遜色ない。それでいてコントロール性が上がるというメリットも生まれる。

ここを機に、女子ツアーの会場からも『ミニドライバー』という言葉が聞こえてくる頻度が増えるかも? 避暑地の軽井沢で、ツアー屈指の飛ばし屋が快音を響かせることに期待だ。(文・間宮輝憲)

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