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注目アマの荒木優奈は地元大会で無念の予選落ち 「来年はプロになって帰ってきます」

トップアマの荒木優奈は難コースに四苦八苦。トータル12オーバーで予選落ちを喫した。

所属 ライター
臼杵孝志 / Takashi Usuki

配信日時:2024年4月14日 07時30分

初出場の荒木優奈は最後までコースに対応できなかった
初出場の荒木優奈は最後までコースに対応できなかった (撮影:佐々木啓)

<KKT杯バンテリンレディス 2日目◇13日◇熊本空港カントリークラブ(熊本県)◇6518ヤード・パー72>

欲しかったバーディは最後の最後にやっと来た。102位から出た第2ラウンドもボギーを重ね、最終9番パー5で残り40ヤードの3打目をピンそば1メートルにつけて、ようやく奪ったバーディ。トータル12オーバーの99位で予選落ちした注目アマチュアの荒木優奈は悔しさを押し殺し、2日間を振り返った。

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「今週はショットの調子が悪かったので、自分には期待していなかった。悔しいけど、最後だけでもバーディが獲れてよかった。プロのツアーでしか学べないことがある。自分の飛距離をしっかり把握しないと駄目。それがわかったことが収穫であり、一番の反省です」

2年連続で出場した「オーガスタナショナル女子アマ」から帰国したばかり。熊本・玉名市出身で初めて出場した地元大会だったが、体調は万全にはほど遠かった。アマチュアでただ一人、予選を通過した3月の「Vポイント✕ENEOS」はツアー自己最高の30位タイに入り、翌週の「アクサレディス」は38位タイ。いずれの大会も悪天候で短縮競技となる中、2試合連続でベストアマを獲得した勝負強さを地元で披露することはできなかった。ツアー出場10試合目で自己ワースト順位での予選落ち。だが、心が折れることはない。

今年の最大の目標は2度目の挑戦でのプロテスト合格。「来年はプロになって必ず帰ってきます」と力強く誓った。

高校は宮崎の日章学園高に進み、2年時の2022年に「日本ジュニア」で優勝。昨年は「オーガスタナショナル女子アマ」で9位に入り、「トヨタジュニア」は個人・団体を制して2冠に輝いた。一発合格を狙った11月の最終プロテストはまさかの不調で涙を飲んだが、実力は折り紙付きだ。

来週からは玉名CCで働きながら腕を磨く。5月には3年連続で2位の「九州女子アマ」、6月には「日本女子アマ」に出場する。「今年こそ九州で勝って、日本女子アマも優勝したい。タイトルを取って、最後のアマの試合にしたいです」。日章学園高で同級生だった菅楓華はひと足早くプロとなった。「自分もプロになって早く同じ舞台に立ちたい」。思いは一つ。視線は真っすぐ、前を向いている。(文・臼杵孝志)

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