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金谷拓実の好発進を支えた“新相棒” 気分転換の新パターは「フィーリングがいい」

金谷拓実が5年ぶりに新パター投入。ボギーフリーの「66」で初日を終えた。

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2024年8月8日 18時52分

<横浜ミナトChampionship 〜Fujiki Centennial〜 初日◇8日◇横浜カントリークラブ(神奈川県)◇7207ヤード・パー71>

今季開幕戦の「東建ホームメイトカップ」を制している金谷拓実が1イーグル・3バーディ・ボギーなしの5アンダー「66」をマーク。「全体的に良かった」と自身でも納得できる好発進となった。

金谷拓実の新パター【写真】

「いいパットも入ったし、11番の難しいホールもいいセーブができましたし、良かったです」。選手たちが口がそろえて「難しい」と言う11番パー4は492ヤードと距離が長く、2オンさせるのも簡単ではない。そこで金谷は3オン1パットでパーセーブ。後半の14番パー5では15ヤードのアプローチをチップインさせてイーグルを奪い、ほかにも3メートルなどチャンスをしっかり決めて、スコアを伸ばした。

この日は「28」パットとグリーン上のパフォーマンスは悪くない。今回の好スコアの要因となったパターを見てみると、5年間ほど長く愛用していた『PING SIGMA2 ARNA』とは違ったものがバッグイン。今季初の予選落ちに終わった前戦の「セガサミーカップ」の練習日に契約先のPING担当者から提案された『VAULT 2.0 PIPER-C』が握られている。「セガサミーカップがあまり良くなかったので…」と、3週間のオープンウィーク中にテストを実施し、投入を決断した。

「今回はじめて地区オープンなど地域の試合に出て、先週は(地元の)広島、ほかには仙台、宮城、青森など」と大忙しのなか、「パターもちょうどそのとき変えたので」という理由でツアー外競技などで実戦での感覚をチェック。「気分転換じゃないですけど…試しで使ったらフィーリングも良くて」と好感触を得て、今週から本格的に投入。その新パターがさっそく力を発揮した。

首位と3打差の10位タイと好位置で終えた初日に続き2日目も伸ばしていきたいところ。「フェアウェイは広いですけど、ティショットがすごく大事になってくる。ちゃんといいターゲットに向かって、ドライバー以外のクラブもしっかりコントロールしなきゃいけない。そういったのを練習しました」と暑さが体を襲うなかでも、ラウンド後にしっかり調整を行った。いい位置で決勝ラウンドを迎えるためにも、新相棒とともに前を向くだけだ。(文・高木彩音)

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