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河本力のクラブセッティングに隠された、ミケルソンとラームの勝者のスピリット【勝者のギア】

河本力のクラブセッティングに隠された、ミケルソンとラームの勝者のスピリット【勝者のギア】

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2022年8月30日 11時02分

昨年の全米オープン覇者、ジョン・ラームと同じパターを使っている
昨年の全米オープン覇者、ジョン・ラームと同じパターを使っている (撮影:上山敬太)
Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 最終日◇28日◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡県)◇7191ヤード・パー72>

ツアーNo.1の飛ばし屋、河本力のツアー初優勝で幕を閉じた「Sansan KBCオーガスタ」。そんな22歳のクラブセッティングには、4大メジャーを制しているフィル・ミケルソン(米国)とジョン・ラーム(スペイン)のエッセンスが盛り込まれていた。

ウッドは2本だけ 河本力のクラブセッティング【写真】

■ミケルソンの全米プロ制覇を見て、“軽硬”シャフトで長尺化

平均飛距離が320ヤードを超える河本で最初に気になるのが、やはりドライバーのスペック。ヘッドは用品契約を結ぶキャロウェイ『ローグST ◆◆◆(トリプルダイヤモンド)』に、シャフトはフジクラの『ベンタスブラック 6TX』を組み合わせている。この“軽硬”シャフトを使ったきっかけは、昨年の「全米プロ」で50歳11カ月の史上最年長メジャー優勝を果たしたミケルソンだった。フジクラのツアー担当、田浦俊平氏が証言する。

「ミケルソンが全米プロで勝ったとき、『ベンタスブラック 6X』のルール上限ギリギリの47.75インチの長尺シャフトを使っていました。そのとき河本プロは『7X』を使っていたのですが、『6TX』の“軽硬”にして46.5インチにした。今年からルールで46インチが上限となったので、どんな計測法でも引っかからないように45.75インチに。でもシャフトは『6TX』のままですね」

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