「4日間で一番良かった」石川遼は納得のゴルフで3試合連続トップ20入り

＜Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント　最終日◇28日◇芥屋ゴルフ倶楽部（福岡県）◇7191ヤード・パー72＞

先週、今週、来週と優勝経験のあるトーナメントが並んでいる石川遼。先週の北海道で行われた「セガサミーカップ」で今季最高の4位タイに入って福岡に乗り込んだが、3日目、最終日は「71」、「70」とスコアを伸ばしきることができず。優勝争いには最後まで絡めなかった。

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最終日は強い風が吹く難しいコンディションに「内容自体は4日間で一番良かった。ショットもパットも修正できました」と振り返る。しかし、パー5の攻め方には反省点も。「パー5は2つともアプローチをミスしているので、そこはもったいなかった」と悔やんだ。最終18番を含めて後半の2つのパー5ではバーディを奪ったものの、前半6、9番の2つのパー5では伸ばせなかった。

「内容自体はまあまあかな。トップ20には何とかは入れるかなという感じ。常に20位以内に入れるゴルフが続けられれば、課題としている自分のゴルフ全体の底上げができる。特にきょうは難しいコンディションで、メンタル的には切らさずにやれたので、そこは良かったと思います」

2年前からスイング改造に取り組んでいる石川は、「ミスをしても想定内で収まっていくゴルフをしていればトップ20には入れる」と、“トップ20”がゴルフの完成度のバロメーターと考えている。今大会でもトータル8アンダー・16位タイでフィニッシュし、2試合前の「日本プロゴルフ選手権」から3試合連続でトップ20入り。秋のビッグトーナメントに向けて調子が上がってきた。