「セカンドはフェアウェイのいい位置だったので、もう本当にバーディを獲ろうと思って、いいスイングができたし、ちょうどいいところにも乗った。バーディパットもいままでだったら少し打ち切れないようなパットをしていたと思うんですけど、しっかり打ち切ることができた」と金谷は振り返る。
途中、雷雲の接近で3時間の中断を挟んだ。「カットラインも気になっていたし、ドキドキしながらだったんですけど集中力も切らさずに準備できたので、最後もいいプレーができました」。再開後の2バーディで、カットラインどころか、優勝をうかがえる位置まで上がってきた。
仲のいい中島とのラウンドも金谷の刺激になっている。「気持ちいいプレーをしているのを見て、(自分も)アマチュアのときはもっとピンだけを見て振ることもできていたのにな、と感じられた。桂川君はあまり調子が良くなかったけど、よく知る2人とラウンドできて本当に楽しかったです」と金谷はいう。
決勝ラウンドに向けては「きょうはとにかくいいプレーができたので、あす、あさってとまだチャンスはあると思うし、変わらず自分らしいプレーを続けたいと思います。どんどんバーディを獲る気持ちで、前向きにプレーしていきたい」と力強く締めた。そのあと練習グリーンに直行した金谷の姿に、週末に向けて燃える熱を感じた。(文・下村耕平)
