「パー5でトラブルになったら、『5』(という打数)をしっかり受け入れて、気持ちを切り替えて次のホールという考え方ができていた。今週のプレーは来年にもつながるプレーでした」。攻めることだけを考えれば、バーディの確率は増えるが、そのぶんボギーやダブルボギーの数も増える。苦手としていたフェニックスCCで4日間ダブルボギーを打たなかったことは、今年重点的に取り組んでいるマネジメントの成果だといえる。
さあ、今季は残り2戦。来週のツアー外競技「ニトリエキシビションゴルフ」と、ディフェンディングチャンピオンとして迎える「ゴルフ日本シリーズJTカップ」を残すのみとなった。石川が取り組んでいるスイング改造やマネジメント強化はスコアにつながってきている。あとは結果を残すのみだ。(文・下村耕平)