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石川遼は韓国の新規大会に出場せず 「自分を向上させて来年へ」

石川遼は韓国の新規大会に出場せず 「自分を向上させて来年へ」

所属 ALBA Net編集部
谷口 愛純 / Azumi Taniguchi

配信日時:2019年9月7日 17時28分

フジサンケイクラシック 3日目◇7日◇富士桜カントリー倶楽部(山梨県)◇7566ヤード・パー71>

トータル2アンダー19位タイから出た石川遼は、第3ラウンドを4バーディ・2ボギーの「69」でフィニッシュ。スコアを2つ伸ばすに留まり、首位とは9打差のトータル4アンダー12位タイとなった。

石川遼カメラマン、写真の腕前もさすがです!?

2日目はグリーンの読みに苦戦。この日は途中からグリップをクロスハンドから順手に変えながらのトライ。ラインに乗ってもショートしたり、カップのフチをなめて入らないという場面もあったが、「昨日よりもラインは合っていて、外れるというのがあった」と、徐々に感覚を取り戻していった。

平均パット数は前日の117位(2.1667)から9位タイ(1.6364)へと数字を大きく改善させたが、「昨日の飛距離、フェアウェイキープ率を基準に向き合っていきたい」と、ショットにはまだ課題が残る。ティショットを何度か右に曲げるホールもあり、トータルドライビング(ドライビングディスタンスとフェアウェイキープ率をポイント換算した順位)は前日の4位からこの日は45位タイ。「今日は出したいスコアに及ばなかったけど、悪い内容ではなかったと思う。明日も内容にしっかり向き合っていく」。スコアボードの上を目指しつつ、まずはよりよいパフォーマンスを追い求める。

そういった思いもあり、2試合後に控えるアジアンツアー、韓国プロゴルフ協会(KPGA)との共催試合「シンハン・ドンヘ・オープン」へは出場しない。「10年近く前は全米プロから日本シリーズまで全部でた時もあったけど、今年はケガから始まっているので。やってみなければわからないけど、ベストな状態で戦えるというのは4、5試合続けてがギリギリかなと思った」。以前は20試合近くを連戦していたが、今年は腰痛が悪化してシーズン序盤を欠場。「来年に向けてという意味でも、全試合に出ることが目的でなく自分を向上させて来年に向かっていきたい」と今後を考えての決定だった。

今季は棄権した「中日クラウンズ」をのぞいて予選落ちはなく、安定して成績を残している。「何が起こるかわからないし、諦めないでやりたい」と、まずは今週も少しでも上を目指し残り18ホールを戦い抜く。(文・谷口愛純)

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