DP Worldツアー
欧州男子
コマーシャルバンク・カタールマスターズ
「最後はしびれた」 PGAツアーへの第一歩、星野陸也がド緊張の欧州V
欧州ツアー「コマーシャルバンク・カタールマスターズ」は最終ラウンドが終了し、星野陸也が初優勝を果たした。
![](https://d2bo6f45ymcdv9.cloudfront.net/images/medium/J4gK3deLXyvEQwbqJpCl.png?ver=mlrl)
配信日時: 2024年2月11日 21時00分
Round 4 | ||
---|---|---|
順位 | Sc | PLAYER |
1 | -14 | 星野 陸也 |
2 | -13 | ウーゴ・クサル |
3 | -12 | スコット・ジェイミソン |
4 | -11 | トム・マキビン |
5 | -10 | ホルヘ・カンピージョ |
6 | -9 | アントワヌ・ロズネル |
6 | -9 | ラスムス・ホイガード |
6 | -9 | ポール・ウォーリン |
9 | -8 | ヘイドン・バロン |
9 | -8 | リチャード・マンセル |
<コマーシャルバンク・カタールマスターズ 最終日◇11日◇ドーハGC(カタール)◇6689ヤード・パー72>
「ここで優勝することができて本当にうれしいです」。青木功、松山英樹、久常涼に続く史上4人目となる欧州ツアー優勝を果たした星野陸也が、興奮冷めやらぬ表情で激闘を振り返った。
国内ツアー賞金ランキング上位の資格で参戦した昨シーズンはポイントランキング81位で今季のシードを獲得。新シーズン開幕直後のオーストラリア2戦で2位に入ると、今年に入ってこれが4試合目。中東での4戦目にして早くも歓喜の瞬間が訪れた。
「すごくうれしいです。オーストラリア2戦で悔しい2位だったので」。悔しさを晴らす時を心待ちにしてきたが、シーズン序盤で達成できたことに口元も緩む。
首位タイからスタートした最終日。一進一退の攻防が続く中、単独首位でハーフターン。後半に入ると再びトップに並ぶが、終盤の16、17番で連続バーディを奪い抜け出した。最終ホールでは決めれば優勝の1メートルを沈めて、両手を高く突き上げた。
「緊張はしていたんですけど、楽しむことを一番意識しました。最後は少ししびれてしまったけどよかった(笑)」。これまで国内6勝の星野でも、最後の締めの瞬間はプレッシャーとの戦いだった。
2打のリードを持って18番に入った。最終ホールはパー5。2位につけていたウーゴ・クサル(フランス)次第では追いつかれる状況だった。「最終ホールは全ショットしびれました。最後のパーパットも心臓の音が聞こえるくらい緊張したけれどよかった」。ウーゴが先にバーディを奪い、1打差に迫っていたなかでのウイニングパット。そんな重圧をはねのけて手にした1勝は、このあとのシーズンに向けても自信につながるものだ。
「たくさんの方に支えられてこの舞台に来られている。感謝しかないです」。国内を飛び出して戦う星野がもたらした、今年初の朗報。昨年の久常が果たした欧州初優勝、そしてランキング上位の資格でPGAツアーへという道筋をたどるため、これからも手綱を緩めることなく2勝目と突き進む。
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