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田中秀道が20年近く苦しんだショットイップス 克服のきっかけは「グニャグニャのクラブ」

米ツアーに参戦していた2005年頃からドライバーイップスを発症し、約19年間苦しんでいた田中秀道。それが昨年から復調の兆しを見せている。そのきっかけとなったのは、シャフトがグニャグニャとしなるツアープロには軟らかすぎるクラブだった。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年9月30日 14時00分

レディスクラブのフレックスAやLなど、極端に軟らかいシャフトで練習すると、しなりを感じやすい。しなりのタイミングに合わせて振ると、インから下ろせてドローが打てる
レディスクラブのフレックスAやLなど、極端に軟らかいシャフトで練習すると、しなりを感じやすい。しなりのタイミングに合わせて振ると、インから下ろせてドローが打てる (撮影:米山聡明)

米ツアーに参戦していた2005年頃からドライバーイップスを発症し、約19年間苦しんでいた田中秀道。それが昨年から復調の兆しを見せている。そのきっかけとなったのは、シャフトがグニャグニャとしなるツアープロには軟らかすぎるクラブだった。

【写真】今はどんなスペックを使っている? 田中秀道のクラブセッティング

◇ ◇ ◇

20年近くスイングをチェンジできないままでいたんですけど、シャフトのしなりを使えばいいんだと気付いたのは昨年の4月。おじいさんが使うようなグニャグニャのクラブを借りて練習場で打ってみたら、ドローで返ってくるんです。

ずっとハードスペックのまま何かをしようと思っても、全然追いつかなかった。本当に運動会で転ぶお父さん状態が続き過ぎて、頭は前に行くんだけど、足は空回りしてこけてばっかり。

グニャグニャのクラブはホースを振っているイメージ。ムチのしなり戻りを感じながら、ポンと打ったら、何も頑張らなくて球がシュッと出て行った。しかも右に出してドローで戻ってきた。そこで初めてアイアンからサンドウェッジまでシャフトをスチールからカーボンにしました。表記はSでもRに近いくらいのシャフトです。

目標方向からコロがってきたボールを右サイドで待って、腰の回転とシャフトのタイミングを合わせると、軟らかいシャフトでもドローが打てる
目標方向からコロがってきたボールを右サイドで待って、腰の回転とシャフトのタイミングを合わせると、軟らかいシャフトでもドローが打てる
目標方向からコロがってきたボールを右サイドで待って、腰の回転とシャフトのタイミングを合わせると、軟らかいシャフトでもドローが打てる
目標方向からコロがってきたボールを右サイドで待って、腰の回転とシャフトのタイミングを合わせると、軟らかいシャフトでもドローが打てる
目標方向からコロがってきたボールを右サイドで待って、腰の回転とシャフトのタイミングを合わせると、軟らかいシャフトでもドローが打てる
目標方向からコロがってきたボールを右サイドで待って、腰の回転とシャフトのタイミングを合わせると、軟らかいシャフトでもドローが打てる
目標方向からコロがってきたボールを右サイドで待って、腰の回転とシャフトのタイミングを合わせると、軟らかいシャフトでもドローが打てる
目標方向からコロがってきたボールを右サイドで待って、腰の回転とシャフトのタイミングを合わせると、軟らかいシャフトでもドローが打てる
目標方向からコロがってきたボールを右サイドで待って、腰の回転とシャフトのタイミングを合わせると、軟らかいシャフトでもドローが打てる
目標方向からコロがってきたボールを右サイドで待って、腰の回転とシャフトのタイミングを合わせると、軟らかいシャフトでもドローが打てる
目標方向からコロがってきたボールを右サイドで待って、腰の回転とシャフトのタイミングを合わせると、軟らかいシャフトでもドローが打てる
目標方向からコロがってきたボールを右サイドで待って、腰の回転とシャフトのタイミングを合わせると、軟らかいシャフトでもドローが打てる
目標方向からコロがってきたボールを右サイドで待って、腰の回転とシャフトのタイミングを合わせると、軟らかいシャフトでもドローが打てる
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目標方向からコロがってきたボールを右サイドで待って、腰の回転とシャフトのタイミングを合わせると、軟らかいシャフトでもドローが打てる (撮影:米山聡明)

プロアマなどで一緒に回るアマチュアを見ていると、ハードスペックなクラブをしゃかりきに振る人が多い。そんな人は一度、グニャグニャのシャフトを打ってみるといいでしょう。「タイミングが取れない」という人は〝手打ち〞。おそらくどのクラブを持ってもタイミングが取れないと思います。

野球の大谷翔平さんだってボールより先に踏み込んで体が突っ込んだらミスヒットをしてしまう。目標方向からコロがってきたボールを待って、しなりを感じながら腰でリズムを取って打ち返すイメージを持つとドロー回転をイメージしやすい。そして、軟らかいシャフトを何球か打った後に自分のクラブを持つと、力が抜けて球筋が安定するはずです。

■田中秀道
たなか・ひでみち/1971年生まれ、広島県出身。2001年までに「日本オープン」を含む日本ツアー10勝を挙げ、02年から米ツアー参戦。05年頃に「切り返しでクラブが消える」ドライバーイップスを発症し、約19年間苦しんだ。昨年から復調の兆しを見せている。信和ゴルフ・ゴールデンバレーゴルフ倶楽部所属。

田中秀道が昨年から復調してきた

田中秀道が昨年から復調してきた (撮影:米山聡明)

田中秀道の今季成績はこちら



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