ロングパットは「打った直後の傾斜の影響が大きい」と指摘するツアー通算2勝を誇る高橋竜彦。一般的には、ボールが傾斜の影響を受けやすくなるのは、勢いが弱くなるカップ付近の傾斜と言われるが、一体どういうことなのか。
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アマチュアの方がロングパットをするときに、入れに行こうとし過ぎているように感じます。その結果、ラインを浅く読み、カップに届く強さで打っていくので、ボールはカップから大きく離れてしまうんです。
プロだって、ロングパットが入る確率は高くありません。カップインすれば最高ですが、確実に2パットで上がるために、「寄せる」意識の方が強いプロがほとんどだと思います。
ロングパットで大事なのは、打ち出し直後の傾斜を重点的に確認すること。傾斜の影響を受けるのはボールスピードが落ちてからですが、グリーン全体の傾斜を把握し、ラインを読むためにも、打ち出し直後の傾斜のチェックは大切です。
傾斜を読み間違えてカップから一度遠ざかってしまえば、カップインはおろか、寄せることすらできません。ロングパットでは必ず打ち出し直後の傾斜を見て、どちらに曲がるかを把握し、いつもよりラインを深めに読んでください。
ラインを読む際には、カップから仮想のレールを引きながらボール位置まで戻ることもオススメです。カップまでの道筋がイメージしやすくなります。
どちらに曲がるか分かりにくいと思われがちな二段グリーンでは、段を上り切ることに主眼を置いてみてください。ラインを浅く読むとカップから遠ざかってしまうので、少し深めに読むのはロングパットと同じ。その上で、上り切ってからカップまではどちらに曲がるかを確認しておけば、カップに寄せやすくなります。
■髙橋竜彦
たかはし・たつひこ/1974年生まれ、福岡県出身。日本大学ゴルフ部を経て98年にツアーデビュー。2005年にプロ初勝利を挙げ、06年には中嶋常幸を抑えてメジャー優勝。ショップライト所属