“タメ少”だから再現性が高い! 小祝さくらはライン出しイメージでポーンと打つ【女子プロのドラテク】
「ヤマハレディースオープン葛城」でツアー通算10勝目を挙げた小祝さくらのスイングを、石井忍が解説する。
![](https://d2bo6f45ymcdv9.cloudfront.net/images/medium/J4gK3deLXyvEQwbqJpCl.png?ver=mlrl)
配信日時: 2024年4月17日 23時31分
2024年も盛り上がりをみせる国内女子ツアー。彼女たちのスイングには効率よく飛ばす要素が詰まっている。今回、取り上げるのは「ヤマハレディースオープン葛城」でツアー通算10勝目を挙げた小祝さくら。安定したドライバーショットのポイントを、石井忍が解説する。
◇
小祝プロは切り返しで胸が開かないところがいいですね。正面からスイングを見たとき、帽子のツバがフォローまでずっと右のツマ先を向き続けている。胸が開かないので、インサイドからボールをつかまえられるわけです。
そして、切り返しで過度に手首の角度をつけないところも特徴です。腕とシャフトにテンションをかけ続けて、抜ける瞬間がほとんどありません。この動きはジャスティン・トーマスにも似ていますね。
手首のスナップをあまり使わないのでスピードを上げにくく、飛ばすにはパワーが必要です。メリットとしては再現性が高くなる。曲げない動きと言えます。クラブが立って下りてこないので、スイングアークも丸くなって、ナチュラルにインサイドから打てる。できることなら、小祝プロのようにあんまり過度にタメを作らないほうがショットは安定します。
練習法としては、ハーフショットがいいと思います。肩から肩までの小さなスイングで、ヒジや手首をあまり使わずに、ポーンと運ぶように打つ。ライン出しのイメージに近いかもしれません。
■小祝さくら
こいわい・さくら/1998年生まれ、北海道出身。今季はヤマハレディースオープン葛城で節目となるツアー10勝目を達成。19年から6年連続で勝利を挙げている。昨年のドライビングディスタンスでは251.92ヤードで15位に入った飛ばし屋でもある。ニトリ所属。
■石井忍
いしい・しのぶ/1974年生まれ。千葉県出身。98年にプロ転向し、かつてはツアープレーヤーとしてレギュラーツアーで戦っていた。現在は『エースゴルフクラブ』を主宰し、プロゴルファーやアマチュアの指導を行うほか、軽快なトークで解説者としても人気を博す。
◇ ◇ ◇
●平均250ヤードを超える飛距離を武器に「日本女子オープン」2勝を含む5勝を挙げている原英莉花。飛距離アップと前傾キープが期待できる“しゃがむ”動きを真似るには? 関連記事【世界基準の飛ばし屋・原英莉花は“シットダウン”でヘッドを走らせる!】をチェックしよう。
女子プロのドラテク
関連記事
この記事のフォトギャラリー
知っておきたい ニュース&トピックス
- 55
プーマが凄まじい自信「飛距離が伸びなければ返品OK」の『シャドウキャット ニトロ』を発表!
2024年6月11日 (火) 02時09分
- 1
ショップに試打スペースはあるけど、クラブの購入前に試打は必ずする? それともしない?【あなたはどっち派】
2024年6月4日 (火) 00時15分
- 36
「上位フィニッシュできてうれしい」古江彩佳は1差惜敗も2位 L・ストロムがツアー初V
2024年6月9日 (日) 20時44分
- 36
「五輪に向けてもいいゴルフができた」 古江彩佳は3戦連続トップ10で“ロード to パリ”終盤へ
2024年6月9日 (日) 23時06分
- 11
【5月のレッスンランキング】ぶっ飛び女子たち“飛ばしテク”がトップ3を独占!
2024年6月10日 (月) 07時00分
- 4
大出瑞月と黄アルムがトップ通過、50歳・表純子も突破 ニチレイL選考会結果
2024年6月11日 (火) 07時10分