90を切るには、パーオンを逃がしたホールでいかにパーを拾うかが大事。難しいライなら確実にグリーンに乗せ、花道などのやさしいライからは1パット圏内に収めたい。ウェッジのバンスを上手く使えば、大きなミスは減らせる。9番アイアンで練習すればアナタもウェッジマスターになれる!
手首を固めると、バンスを使うのは難しい
手首をやわらかく使ってヘッドを返していく。そのとき、ヘッドが体の正面から外れないように体を回そう。手首を固めてラインを出そうとするとバンスは使えない
ウェッジのバンスには、ヘッドを押し出すお助け機能があります。これが使えるとザックリがかなり軽減できる。そのためにはヘッドを積極的に動かすこと。手首を固めてラインを出そうとすると、バンスを使うのは難しいのです。
バンスを使えば、9番アイアンでもフワッと打てる
ヘッドを積極的に動かしていくと9番アイアンでも、ウェッジのようなフワッとしたボールが打てる。これができればウェッジはより簡単になる
積極的にヘッドを動かすには、ウェッジよりもロフトの立った9番アイアンでフワッとやわらかく打つのが究極のドリル。ロフトを寝かせながら、球の勢いも抑えなくてはならないので、手首がやわらかく使えて、アプローチのフィーリングも向上します。グリップを手のヒラではなく指で握ると、手首が固まりませんよ。
指でグリップを包み込むように握ろう。手のヒラでギュッと握ってしまうと、手首がロックしてやわらかく動かせなくなる
田崎敏紀
たざき・としのり/70年生まれ。千葉県出身。高校卒業後にゴルフをはじめ、00年にプロテスト合格。国内男子ゴルフの下部ツアーや、レギュラーツアーの「サントリーオープン」に出場経験がある。現在は東京目黒区にある「スイング碑文谷」を中心にレッスン活動中。スイングだけでなく、プレーヤーとしての視点からスコアの作り方も教えてくれる