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全米オープンが18ホールのプレーオフを廃止! 賛成?反対?

周りのゴルファーはあんなことやこんなこと、どう思ってる?何でもアンケートの結果からゴルファーのホンネに迫る!

配信日時:2018年4月25日 12時00分

2008年の19ホールにまでもつれた歴史に残るプレーオフはもう見られない!?(写真:Gettyimages)
2008年の19ホールにまでもつれた歴史に残るプレーオフはもう見られない!?(写真:Gettyimages)

全体の8割が賛成! USGAの判断に多くの共感

今回のテーマは「全米オープンが18ホールのプレーオフを廃止! 賛成?反対?」

※アンケート回答期間
3月1日〜3月8日。回答者594人、コメント数57件。


結果は以下のようになりました。

全米オープンが18ホールのプレーオフを廃止! 賛成?反対?
新プレーオフ制度に賛成…83%

新プレーオフ制度に反対…17%


詳しいアンケート結果はこちらから

米国ゴルフ協会(USGA)が主催する全米オープン、全米女子オープン、全米シニアオープンの各大会に関し、プレーオフの形式を今年の2018年から変更することが発表されました。今まで全米オープンは、4日間にわたる72ホールのストロークプレーで決着がつかない場合、翌月曜日に18ホールのプレーオフで優勝者を決めていました。しかし、今年から同スコアだった場合は2ホールを使ってのプレーオフへ変更。それでも決着がつかなかった場合は、1ホールごとのサドンデスを行うことになりました。

この変更を受けて、ALBA.Netで皆さんにアンケートを採ったところ、賛成と答えた人が全体の約8割を超える結果となりました。プレーオフになれば、5日間と長い期間で試合に挑むことになる選手をはじめ、サポートをする周りのスタッフや大会運営スタッフの気力と労力を考えると、妥当な判断ととらえた方が多かったようです。さらに、ギャラリーやファンも翌日に結果を待たされるよりは、当日決着のほうが盛り上がるのかもしれません。

選手もファンも当日決着が楽!?

賛成に票を入れた人たちから聞かれた意見は選手とファン、双方の視点。

選手視点では「5日間連続での試合は現実的ではない」、「ゴルフは日ごとに調子が大きく変わってくるので、調子が良いその日のうちに決着をつけるべき」、「翌週の試合に出場する場合、体調面だけでなく移動スケジュールも変わってくるので、最終日に優勝者を決めたほうが良い」など、多くの視点から賛成意見が上がりました。特に、選手の体調面やスケジュール面を考えて、当日決めたほうが良いと考えている人が多いですね。

続いてファン視点では、「結果を早く知りたいから」、「翌日だと間延びした気持ちで優勝シーンの楽しみが半減する」、「優勝シーンを見たくて最終日に観戦に行っているギャラリー最大の楽しみがない」、「テレビもリアルタイムでは放送してくれないと思うから」。優勝シーンの瞬間の盛り上がりに関しては、当日と翌日で大きく変わってくると皆さん感じているようです。

過去の名場面を生んだ18ホールのプレーオフがなくなるのは寂しい

全米オープンらしい名場面を見ることができなくなることが寂しい、と反対意見も上がりました。全米オープンの名勝負として語り継がれているのは、2008年のタイガー・ウッズとロッコ・メディエイト(ともに米国)のプレーオフ。

ヒザの手術直後だったタイガーとロッコのプレーオフは、18ホールでも決着がつかずに19ホール(7番・パー4)目に突入。最後はタイガーがパーセーブしたのに対して、ロッコが惜しくもボギー。2人の長きに渡る死闘は、まさに後世に語り継がれるストーリーでした。

今後は18ホールのプレーオフはありませんが、新しいプレーオフ制度でもドラマが起こる可能性は十分あります。長く続く伝統が変わってしまうのは寂しい気持ちもありますが、選手たちには今後もたくさんの素晴らしいプレーを見せてほしいですよね。

最後に皆さんからのコメントを紹介します!

・(新プレーオフ制度に賛成)日曜日に完結したほうがプレーヤーの負担軽減になるし、ギャラリー、テレビ視聴者も寄り添ってくると思う。

・(新プレーオフ制度に賛成)当日にテレビでプレーオフをライブで観戦できるほうが良い。

・(新プレーオフ制度に反対)全米ならではの伝統が失われるのはゴルフファンとしては残念である。

・(新プレーオフ制度に反対)選手は大変だが、真の実力者を決めるには、18ホールを回って決めるべき。

では次回もお楽しみに〜。
現在、受付中のアンケートに答えてプレゼントを当てよう!

Text by Maaya Yamada

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