ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ

なんじゃこれ!? 軽いマレット型パター、1Wはやさしい10.5度ヘッド、FWは17度の4Wだけの変わり種セット

「カシオワールドオープン」でツアー初優勝を遂げ、賞金ランキング5位でシーズンを終えた大岩龍一。強いこだわりを持つセッティングについて聞いてみた。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年12月17日 12時00分

こだわりまくったセッティング
こだわりまくったセッティング

「カシオワールドオープン」でツアー初優勝を遂げ、賞金ランキング5位でシーズンを終えた大岩龍一。強いこだわりを持つセッティングについて聞いてみた。

【写真】こだわりマレット型パターの顔、ロフトが見える4Wの顔を公開

大岩が使用しているドライバーは、ピン『G440 MAX』(10.5度)。アマチュアが使うような深重心ヘッドにロフト10.5度というかなりやさしいスペックだ。なぜこのモデルを選んだのか。

「ヘッドは、他のタイプよりもこっちの方がスピン量が多かったんです。僕はスイングの関係上、スピン量がかなり少ない。だから全体的にスピンが入りやすい設計になっています。球が高く上にバーッと吹け上がる感じ。それがちょうどいいんです」

FWは、ピン『G440 MAX』(17度)の4Wのみを採用している点も異色だろう。

「ウェッジを3本入れている関係で、4W、4U、4Iで220~260Yをカバーしないといけないんです。でも3Wだと飛び過ぎる。250~270Yまでを1本で打たないといけなくなる。だから、少しロフトがあってスピンがかかる4Wがちょうどいい。当て方を変えてロースピンで打つのは得意なので」

大岩のセットで最も目を引くのが、ヘッドが軽いマレット型パター、ピン『OSLO-C』の採用だ。通常、マレット型はヘッドが重く、その重量を生かして振り子のようにストロークするのがセオリー。その理論とは一線を画するチョイスといえる。

「もともとブレード型を使っていたんです。だから、マレット型でも同じ重さじゃないと使えない。そのブレード型の重さの感覚がずっと手に残っているので、それと同じ重さのマレットじゃないと打てないんです」(通常、マレット型はヘッド重量365~370gだが、このヘッドは360g)

「カシオワールドオープン」で初優勝した際も、前週にセンターシャフトのマレット型パター、ピン『OSLO-C』に変更していた。ギアへの徹底したこだわりこそが、今季の成果につながっているといえるだろう。

【大岩龍一のクラブセッティング】
1W:ピン G440 MAX (10.5度/ベンタスTRレッド 6X)
4W:ピン G440 MAX(17度/ベンタスTRレッド 7X)
4U:タイトリストGT1(20度/TR HYBRID 95X)
4I:タイトリスト T200(DG MID X100)
5I~7I:ピンBLUEPRINT S(DG MID X100)
8I~PW:ピン BLUEPRINT T(DG MID X100)
50・54度:ピン S159(DG MID X100)
60度:アクシスゴルフ Z5 TOUR(DGツアーイシュー)
PT:ピン OSLO-C
BALL:タイトリスト PRO V1

◇ ◇ ◇

女子プロの使用アイアンを調査。関連記事『西郷真央、河本結、堀琴音が絶対手放せない軟鉄アイアンとは何だ?【女子プロ名器図鑑】』で詳細をチェックできる。

読まれています


おすすめコンテンツ

関連サイト