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変えるだけで自分のパワー以上に飛ばせる! しなり戻りの強い中調子&先調子の”飛距離特化シャフト”

ドライバーシャフトは選び方次第で、安定感を高めることも、飛距離を伸ばすことも可能になる。今回は、自分のパワー以上に飛ばせる“飛距離特化”シャフトの特徴や選び方を徹底解説していく。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年10月24日 11時00分

自分のパワー以上に飛ばせる〝飛距離特化〞シャフトの特徴や選び方を徹底解説
自分のパワー以上に飛ばせる〝飛距離特化〞シャフトの特徴や選び方を徹底解説

ドライバーシャフトは選び方次第で、安定感を高めることも、飛距離を伸ばすことも可能になる。今回は、自分のパワー以上に飛ばせる“飛距離特化”シャフトの特徴や選び方を徹底解説していく。

【写真】”飛距離特化シャフト”9モデルのつかまり、ヘッドの走り、操作性の評価を大公開!
ダウンの途中に起こる強烈な“ しなり戻り”が大きなポイント。ヘッドが手元を追い越すように加速するので、ヘッドスピードが
上がり、パワー以上のボール初速が出せる、また、最新の飛距離特化シャフトは、しなり量を増やしながら、ネックに近い先端の部分の剛性は高めに設計。適度な方向性を保ちながら、インパクトで当たり負けずに強い球が打てる
【手元】手元の硬さは振り心地にも影響するため、自分が心地良いと感じる範囲で硬いものを選ぶことが大切【中間】手元
寄りを軟らかくしてタイミングの取りやすさを出したり、先端寄りを硬くして高さを抑えるなど、他の部分と合わせて見よう【先端】シャフト先端の剛性が高いほど、インパクトでロフトが立って当たり、強い弾道が打ちやすくなる
パワーのある男子プロが選ぶシャフトは、しなり戻りの量を抑えて操作性を高めた「元調子」が多い。飛ばすには自分でスピードを上げる必要があり、あくまでも方向性特化のモデルになっている
同じモデルで5Sと4Sを打ち比べてみると、軽い分、ヘッドスピードが上がり、弾道も高くなる傾向が見られた。「振動数をチェックするとほとんどのメーカーが5Sよりも4Sの方が軟らかくなっていました。軽量でしなりが増えるのでより高いスピードアップ効果が得られます(筒)
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ダウンの途中に起こる強烈な“ しなり戻り”が大きなポイント。ヘッドが手元を追い越すように加速するので、ヘッドスピードが 上がり、パワー以上のボール初速が出せる、また、最新の飛距離特化シャフトは、しなり量を増やしながら、ネックに近い先端の部分の剛性は高めに設計。適度な方向性を保ちながら、インパクトで当たり負けずに強い球が打てる

シャフトで飛距離を伸ばすには、ダウンスイング時に生じる“しなり戻り”をうまく生かし、ヘッドスピードを上げることが重要だ。選ぶべきは、ヘッドを鋭く加速させてくれる中調子や先調子のシャフトである。

では、飛距離に特化したシャフトとはどんなモデルなのか。その答えは、ダウンスイングで大きくしなるシャフトにある。大きくしなれば、その分だけしなり戻りも大きくなり、ヘッドの加速が生まれてヘッドスピードの向上が期待できるからだ。ギアコーチの筒康博氏に話を聞いた。

「ミスヒットに強く、弾道も安定する最新ドライバーで飛ばすには、とにかくヘッドスピードを上げるのが近道です。その意味で、中調子・先調子系の“しなり戻り”が大きいシャフトを使うのは非常に有効な手段です。切り返しで作ったパワーを効率よくヘッドスピードに変換でき、自分のパワー以上の飛距離を引き出すことができます。今回、最新モデルの剛性を細かくチェックしましたが、スピード感を出しつつも振り心地にクセがなく、扱いやすいシャフトが増えています。飛距離特化型といっても、タイミングの取りやすさも備わっているので、“今より飛ばしたい”という方はぜひ試してみてください」(筒)

また、シャフトの剛性分布についても理解しておきたい。しなるポイントが手元に近いほど振り心地に影響し、先端に近いほど弾道の高さや強さが変化する。その中でも注目すべきは、他の部分に比べて硬かったり軟らかかったりする位置だ。スイング時にその部分が大きくしなる“ポイント”となるためである。

「しなるポイントが先端寄りなら、ヘッドの走り感が強く、高いスピードアップ効果が見込めます。一方、手元寄りなら、ヘッドの加速感を保ちながらコントロール性も高まります。また、ヘッドスピードが遅い人は、振動数が低めのものを選ぶといいでしょう」(筒)

以下に紹介するのは、飛距離特化型としてラインナップされている注目のシャフト群。飛距離不足に悩む人は、ぜひ一度試打してみてほしい。

【試打リスト】
『フジクラ:24ベンタスレッド 5S』 振動数 244cpm
オートマチックに加速してドローで飛ばせる

『フジクラ:スピーダーNXバイオレット 5S』 振動数 245 cpm
先端のしっかり感でヘッドの走りをコントロール

『グラファイトデザイン:ツアーAD VF 5S』 振動数 255 cpm
スピードを生かしながら左を気にせず叩ける

『グラファイトデザイン:TOUR AD GC 5S』 振動数 255 cpm
クセのない振り心地で思い切って振れる

『三菱ケミカル:バンキッシュVV』 振動数 241 cpm
タイミングの取りやすさと強烈な走りを両立

『三菱ケミカル:ディアマナ RB 53S』 振動数 252 cpm
ダウンでヘッドが急加速! とにかく速く振れる

『USTマミヤ:アッタスRX サンライズ レッド 5S』 振動数 238 cpm
加速感とつかまりで右のミスが出ない

『USTマミヤ:リンク レッドEX 5S』 振動数 231 cpm
加速感と操作性を両立したバランス型

『日本シャフト:バルカヌス V520』 振動数 219 cpm
軽快にヘッドが走りながら弾道が低めに抑えられる

■解説 筒 康博
つつ・やすひろ/過去の名器から最新クラブまで豊富過ぎる知識を持つ通称“ギアコーチ”。インドアゴルフレンジKz亀戸店でヘッドコーチとして、日々アマチュアの悩みに応えている

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【写真】『スピーダーバイオレット』は”手元&先端” 『ベンタスレッド』は”先中”が一番しなる

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